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オーストラリア / ここは外国です、海の危険・陸の危険に注意

掲載日時:2003年02月04日

情報提供:国際観光振興会(JNTO) シドニー事務所

去年9月の話。
ニューサウスウェールズ州北部のバイロンベイの海岸で、日本人男性がサーフィン中に自分のサーフボードで腹部を強打。意識不明のままヘリコプターで病院に運ばれたがまもなく死亡した。
在ブリスベン日本総領事館の発表によると、この男性は東京都練馬区出身のSさん(23歳)で、ワーキングホリデイ・ビザでオーストラリアに滞在していた。

日本人にとって、オーストラリアの青い海は非常に魅力的だが、実際には水温が低い上に波も非常に荒く、しかも海中の潮流も強く、水の事故が絶えない。
当地のテレビでは、夏場は水の事故に注意するようにとのコマーシャルが頻繁に流されている。

シドニーでも市内から30分も車で走れば大型ビーチがいくつかあるので、日本から夜行便で飛んできて、そのまま海に直行し寝不足のままサーフィンやスキューバダイビングをする人もいるそうである。
このような行為は自ら事故を作り出しているのと同じことである。

日本で旅行客を斡旋する旅行会社においても、このような危険が予見される旅客を取り扱う際には、時差ボケや寝不足で、目は覚めていても体が眠っている状態での行動は非常に危険であると言う事への注意を励行してもらいたいものである。

もうひとつ、島国で狭い自然環境になれた我々日本人にとっては、オーストラリア大陸の自然環境は豪快かつ魅力的に見えても、その裏に日本とはひと味違った危険性を秘めていることをアドバイスしておいてもらいたい。

また、海もさることながら、陸のシドニーの交通にも気をつけていただきたいものである。

シドニーの街の中心部はちょうど扇状地に似た形をしており、坂が多くて道路も狭い上に交通量も多く、日本に比べドライバーは遥かに運転が荒っぽい。
先日も午後9時ころ、夕食を終えてホテルに戻る途中歩道を歩いていた日本人観光客15人の列に乗用車が突っ込み、70歳代の女性2人が足の骨を折る重傷という事故が起きた。

今回の事故はこちらサイドに落ち度はなく、負傷した方にはまことにお気の毒であるが、これがシドニーの交通事情の実態であるので、旅行者は注意をして頂きたい。



※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。


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