昨年9月にワシントンD.C.で起きた無差別ライフル銃殺人は、日本でもテレビで生々しく報道されたが、テレビで騒がれなかったものの、もっと恐ろしかったのがウェスト・ナイル・ウイルスを持った蚊である。
この蚊による病気の被害はその後さらに拡大し、10月にはシカゴ市南郊外に住む81歳の女性が、さらにはシカゴ市内に住む70歳の男性が死亡したことが判明した。
イリノイ州での同ウイルスによる死亡者はこれまでに52名、感染者は778名となった(平成14年12月17日現在)。
感染媒体である蚊はイリノイ州では真冬は活動が低下し刺すことはまずあり得ないようであるが、フロリダ等の年間を通じて温暖多湿な地域ではリスクは低いものの引き続き蚊に刺されないよう保健所が注意を呼びかけている。
一般的には、無差別ライフル銃殺人事件の方が気に掛かったことと思うが、ライフル銃に比べれば痒いだけで済むはずの蚊の仕業の方が遥かに犠牲者が多いのが実情である。
今後訪米を計画する際には蚊の活動が5月には再び活発になることを記憶に留めておく必要がある。
※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。
この蚊による病気の被害はその後さらに拡大し、10月にはシカゴ市南郊外に住む81歳の女性が、さらにはシカゴ市内に住む70歳の男性が死亡したことが判明した。
イリノイ州での同ウイルスによる死亡者はこれまでに52名、感染者は778名となった(平成14年12月17日現在)。
感染媒体である蚊はイリノイ州では真冬は活動が低下し刺すことはまずあり得ないようであるが、フロリダ等の年間を通じて温暖多湿な地域ではリスクは低いものの引き続き蚊に刺されないよう保健所が注意を呼びかけている。
一般的には、無差別ライフル銃殺人事件の方が気に掛かったことと思うが、ライフル銃に比べれば痒いだけで済むはずの蚊の仕業の方が遥かに犠牲者が多いのが実情である。
今後訪米を計画する際には蚊の活動が5月には再び活発になることを記憶に留めておく必要がある。
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