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幽霊の正体見たり枯尾花-被害妄想症旅行者の事例

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTOニューヨーク事務所

" 某日、トラブルに遭ったという日本人旅行者から連絡を受ける。声の感じから30歳位と思われる彼は、前日ニューヨークに到着した由。曰く、この日、疲れてはいたがメトロポリタン美術館に行き2,3時間見学した後、お腹がすいたので外へ出たところ正面玄関の横にホットドックの屋台があったので、ホットドック一つとコークを買った。売子 に値段を聞くと、何と70ドルと言われたという。

 「・・・・・・それでどうしたんですか」と聞くと、さらに驚いたことには「疲れていたので払ってしまいました」という返事が。「・・・・・・しかし、あなた、それは常識的考えて変だとは思わなかったのですか」、「いやぁ,疲れていたし、売子のおばさんもお金を持って追いかけてきたしで、恐ろしくなって逃げてきてしまったのです。でも今考えるとだまされたと思います。何とかならないでしょうか」、「・・・・・・」。

 確かに本人は疲れていたであろう。それに言葉もうまくつたわらなかったこともあるかも知れない。それ自体に関してはあながち理解できなくもない。しかし、ホットドック一つとコーヒーで70ドルなどとふっかける亮子はちょっと想像できないし、逆にいればいたでその度胸を誉めたいくらいだ。筆者も同じ場所で何回か買ったことがあるが、そんなつわものの売子には出会ったこともない。加えて、武器を持っていた訳でもなかろう売子の女性を、それも白昼怖がるということも、そのおばさんに失礼であろう。もっと言えば、彼女は70ドルも払われて大いに困惑、混乱して逃げる彼にお金を返そうと必死になって追いかけてきた、というのが本当のところではないかと思う。結局真実は藪の中にしかない。

 「・・・・・・で、要はあなたは、どうしたいのですか」、「できれば警察に行きたいんですが」、「・・・・・・でも騙されたことを証明できるものは何もないでしょう。難しいですよ」、「それはそうでしょうが、でも腹がたつものですから是非警察に」、「しかしですねぇ・・・・・・」。このような止まることのない回転木馬のようなやりとりが10分ほどつづけられた。最終的には、仮に精神面での問題があった場合には何らかの措置が必要となることも考えられるので、邦人保護の総元締たる日本総領事館に行ってもらうことにした。その後今日まで何の連絡もないので何らかの解決が図られたものと考えているのだが・・・・・・。"

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