" パリ在住の日本人が数人のグループでモロッコに旅した際の話。一般ツアーではなかなか行けない辺境の地を巡り、最寄りの空港からパリに戻ろうとしたのだが、確かにパリに戻ろうとしたのだが、確かにパリ行きはあるものの国際線はそれ一本で、しかも「週に数便飛んでいる程度の国際空港」であった。
搭乗手続きを済ませ、さて使い残しの現地通貨をフランス・フランに替えようとしたが、「国際空港内」を見回しても両替所がない。同行ガイドに尋ねると、両替するにはいったん市内の銀行まで戻らなければならないという。パリに帰ってから両替できる保証はなく、モロッコにいるうちにしておいた方がよいと考え、出発時刻までに間があるのを幸いに、ガイドと共に市内まで戻ってみると、ちょうど昼休みの時間帯で銀行はどこもクローズ。仕方なく利用したホテルに向かい、レートの悪さに目をつぶって両替を頼んでみると十分なフランがないと言う。とにかく、あるだけのフランに両替してもらい、不足分はドルに替えてもらったが、まだ現地通貨が残っている。ガイドが気をきかせ、たまたま近くにいた観光バスに声をかけてみると、窮状を見かねたらしく快く引き受けてくれたが、手持ちはスペイン・ペセタだという。それでも、パリで両替可能なだけまだましとスペイン通貨に替えてもらって、漸く在庫一掃セールに成功。
辺境の地の旅は、趣が変わって結構楽しいものだが、反面このように都会常識を引き摺っていると足を掬われることにもなる。両替は必要最小限に、残金の両替はできるところでこまめに早めに行っておいた方がよいようである。"
搭乗手続きを済ませ、さて使い残しの現地通貨をフランス・フランに替えようとしたが、「国際空港内」を見回しても両替所がない。同行ガイドに尋ねると、両替するにはいったん市内の銀行まで戻らなければならないという。パリに帰ってから両替できる保証はなく、モロッコにいるうちにしておいた方がよいと考え、出発時刻までに間があるのを幸いに、ガイドと共に市内まで戻ってみると、ちょうど昼休みの時間帯で銀行はどこもクローズ。仕方なく利用したホテルに向かい、レートの悪さに目をつぶって両替を頼んでみると十分なフランがないと言う。とにかく、あるだけのフランに両替してもらい、不足分はドルに替えてもらったが、まだ現地通貨が残っている。ガイドが気をきかせ、たまたま近くにいた観光バスに声をかけてみると、窮状を見かねたらしく快く引き受けてくれたが、手持ちはスペイン・ペセタだという。それでも、パリで両替可能なだけまだましとスペイン通貨に替えてもらって、漸く在庫一掃セールに成功。
辺境の地の旅は、趣が変わって結構楽しいものだが、反面このように都会常識を引き摺っていると足を掬われることにもなる。両替は必要最小限に、残金の両替はできるところでこまめに早めに行っておいた方がよいようである。"
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