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オーストラリア ケアンズ / サイクロン襲来とその後の大雨の影響について

掲載日時:2023年12月20日

情報提供:株式会社トランスオービット

2023年12月13日、サイクロン(南半球の台風)、通称 ジャスパーがケアンズの北150kmの地点へ上陸しました。
強風を伴うこのサイクロンの影響によりケアンズ空港は閉鎖、グレートバリアリーフへのクルーズおよびキュランダ高原鉄道、スカイレールなどが軒並み運休となりました。

サイクロン・ジャスパーは12月14日にはケアンズを離れ、大難は去ったかのように思われました。
しかし熱帯低気圧へ勢力を弱めた後もなお、クイーンズランド州北部に停滞し、大雨を振らせては甚大な被害をもたらしました。
現地時間 12月18日 午前09:00の段階で降水量は870mmにも達し、1958年以来、最高の降水量を記録しています。

ケアンズ空港およびバロン河沿岸の地域は水没および浸水し、ケアンズ市内の交通もマヒするなど1977年以来と言われる被害総額となりました。また、キュランダ高原鉄道、スカイレール、グレートバリアリーフへの各クルーズ、レインフォレステーション、キュランダコアラガーデンズ、ハートリース・クロコダイルアドベンチャーズなどの動物園などが営業休止となりました。

■ 現在のケアンズ
その後、12月18日の日中には大雨もやみ、12月19日現在、ケアンズはいつもの快晴を取り戻しました。12月18日にはケアンズ空港も営業を再開し、災害後初のフライトが出発しました。
キュランダ高原鉄道など一部、運休が続く交通はあるもののグレートバリアリーフへのクルーズなどは12月19日には軒並み通常運航となり、ケアンズは無事、平穏を取り戻しています。

以上、ご注意ください。