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中国 / 世界遺産 「黄山」(こうざん)観光のご紹介−その1

掲載日時:2005年01月05日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

中国には数多くの世界遺産がございますが、黄山もその一つ。
今回から5回にわたり、黄山の観光ポイントのご紹介です。
第1回目の今回は、黄山の概要説明と中国歴史文化保護区「屯渓老街」(トンケイロウガイ)のご紹介です。


■ 黄山とは?
揚子江以南にある黄山は、安徽省(あんきしょう)、浙江省(せっこうしょう)、江西省(こうせいしょう)の交差する場所にございます。
イ県、歙県(キョウケン)、祁門県(チモンケン)、休寧県の4県と屯渓区、徽州区、黄山区の3区、及び黄山風景区からなり、面積は9,807平方km、人口は約150万人です。

現在、黄山登山を組み入れたツアーで多いのは、黄山市内に前後泊1泊+山頂に1泊、もしくは杭州から午前中約4時間かけ陸路で黄山市に入り 山頂に1泊+黄山市内に1泊というパターンです。

黄山は1990年にユネスコ世界遺産の「世界自然と文化複合遺産」に指定されておりますが、黄山以外にも2000年にユネスコ世界文化遺産に登録された「安徽古民家郡」(宏村、西逓村)、全長1.2km、中国歴史文化保護区にも指定されている「屯渓老街」、謎の中国最大の洞窟群「花山謎窟」等、観光の見所も多く存在しております。
又、陶磁器で世界的に有名な景徳鎮(けいとくちん)へも黄山市内からは2.5kmの距離にございますので、黄山の観光とあわせ訪れる事も可能です。

尚、2005年5月には、杭州と黄山を結ぶ「徽杭高速道路」が完全開通する予定になっており、開通後は杭州から最短3時間で行く事が出来る様になります。
(現在は、黄山市から安徽省と浙江省の省境まで開通)


■ 見所その1: 中国歴史文化保護区「屯渓老街」(トンケイロウガイ)  ※下記写真1〜2

〔ロケーション〕
黄山市内、黄山賓館(ホテル)から徒歩すぐ。

〔概要〕
全長 1,273m、全て石畳の道、両側には店舗が立ち並ぶ中国宋代(11〜13世紀)の市街の面影が完全に保たれた観光通りです。
文房四宝の筆・墨・紙・硯を始め、掛け軸などの骨董品も販売されております。又、黄山名物の木の実や安徽省の黄山毛峰茶(モウホウチャ)を始め、様々なお茶も販売されております。
(尚、その料金は、定価が決まっているものと交渉して決めるものと2通りあります)
夜になると、中国ならではのランタンが灯され、なんとも懐かしい雰囲気が漂います。

〔観光に要する時間〕
30分