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カンボジア シェムリアップ / 「アキラ地雷博物館」営業再開

掲載日時:2019年02月15日

情報提供:アキラ地雷博物館

昨年2018年8月27日に発生した火災事故を受け、営業を停止しておりましたシェムリアップ郊外、バンテアイスレイ遺跡近くのクナーサンダイ村(KHNA SANDAY VILLAGE)にある「アキラ地雷博物館」は、その後、再開に向け工事等を行い、昨年12月26日に再開許可が下り、翌日12月27日より営業を再開しております。

同博物館は、カンボジアの地雷撤去のスペシャリストであるアキ・ラー氏が運営する博物館として知られております。現在46歳のアキ・ラー氏は、内戦時代に少年兵として過ごした10歳〜20歳の頃、多くの地雷の埋設を命じられ、多くの人々を苦しめて来ました。その反省から20歳過ぎより地雷撤去のための活動を開始し、2008年には「CSHD」と言うNGO団体を立ち上げ、現在も36人の部下と共に地雷撤去活動を続けています。

また1999年には「地雷博物館」を開設し、国内外の多く人に地雷の怖さ、戦争の悲惨さを訴え続けています。(当初はアンコールワット近くに開設、その後2007年に現在の場所に移転。)

アキ・ラー氏の活動は日本でもテレビなどのメディアにも度々取り上げられるだけでなく、書籍や教科書などでも紹介されています。またアメリカのCNNが選ぶ「CNN HERO TOP10 2010」にも選出されるなど、その活動は世界的に高く評価されています。
地雷の怖さ、戦争の悲惨さを誰よりも身をもって知るアキ・ラー氏が開設したという点が、同博物館の最大の売りとなっています。

また、同博物館には日本人ボランティア(川広さん)が常駐しており、タイミングが合えば無料で「カンボジアの内戦の歴史」を中心に博物館内をご案内いただけます。不在の場合には、日本語対応の音声ガイドも無料でご利用いただけます。

是非、多くの日本人の方に同博物館を訪問いただき、カンボジアの悲惨な内戦の歴史を知っていただくと共に、改めて平和の大切さを再認識いただくきっかけになればと思っております。


※アキラ地雷博物館 (The Cambodia Landmine Museum)
 営業時間: 毎日 07:30〜17:30
 入場料: お一人様 US$5、10歳未満の子供は無料
 その他: 音声ガイドは日本語(15台)と英語対応の2種類
 詳細:
  博物館公式サイト http://www.cambodialandminemuseum.org/ (英語)
  日本人ボランティア 川広さんのHP http://akira-landminefree.org