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シンガポール / 「トライショー」業界の新旧対決! さて軍配は・・・?

掲載日時:2002年12月13日

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社

先般、シンガポールの電動式自転車「新型トライショー」をご紹介致しましたが、
皆様、ご記憶にございますでしょうか?
( その記事は http://www.otoa.com/home/news_ditail_03.php?serial=4533 )

その後、昔ながらのトライショーとの間で、やはり「新旧対決!」が起こっております。

現在、新型の電動式トライショーは、営業エリアが決められており、セントーサ島と、リトルインディア地区の一部でのみの営業となっております。

このうち、セントーサ島では、新型トライショーしか営業していないために、平穏を保っておりますが、リトルインディアエリアは、昔ながらの人力トライショーにとっても重要な「営業場所」であったためかなりの影響が出ているようです。

シンガポールに旅行された事がある方は、リトルインディアエリアで必ずこの人力トライショーを目にされていると思いますが、彼らにとっての主な仕事は、旅行会社と契約し、ツアーで訪れたお客様を乗せて、リトルインディア周辺を「ながす」事。

新型の電動トライショーが現れるまでは、毎晩200台以上のトライショーが稼動していたらしいのですが、電動トライショーの出現と日本同様の不景気で、最近は100台程度とも言われているそうです。

この新旧対決、新型の電動タイプが優勢なのは「人力」か、「電動」か、という点で、新しい電動タイプが「物珍しいせい」という理由もあるそうですが、それだけではない様です。

旧型の昔ながらのトライショーは、運転手が50歳〜60歳代のオジさま達だったのに対して、新型の電動式タイプは、労力が人力ほどかからないのがいいのか、運転手の平均年齢はなんと25歳!
旅行客に電動式が人気なのは「新型が珍しい」、そして「若い運転手が多い」という事らしいのです。

旧型の昔ながらのトライショーは、新型登場以来、売上がガタ落ち。
彼らは料金値下げや、車体を新しくする(でも電動にはなりませんが・・・)等の対抗策を練って生き残りに必死です。

昔ながらの人力トライショーと、新型の電動トライショー。
せっかくですから、両方試してみる、というのはいかがでしょうか?!

(写真左: 新型トライショー、 写真右: 旧式トライショー)