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国別トラブル事例集

アメリカ / 厳しくなった米国の入管手続き

掲載日時:2002年10月10日

情報提供:国際観光振興会(JNTO) シカゴ事務所

昨年のテロ事件から丸1年が経過した中、米国内ではテロ再発に対する警戒感が日を追うごとに高まっている。

こうした状況下で、入管のチェックも以前にも増して厳しくなっている。

空港内で荷物を放置したままにしないことは言うまでもないが、入国に際して以下のように予め心の準備だけはしておきたい。


従来、米国に入国する際の審査はそれ程厳しいものではなかったが、最近実際に経験したところでは、例え観光目的であっても入国審査官からかなりの時間をかけて質問をされる。

質問の内容は、入国目的、米国滞在中の滞在先、滞在期間など極めて基本的なものであるが、これまでは仮に英語が出来ない場合は大目に見てくれたようだが、最近では一つ一つ時間をかけて訊かれる。

余計な疑念を抱かれないように、出来る限りさわやか、かつ堂々とした態度で接したいものである。

また、出来れば、上述の入国目的、滞在先、滞在期間などについては、単語だけでも良いので英語で言えるようにするか、紙に書いて示せるように予め心の準備をしておくことが望ましい。

また、一旦、米国に入った後でカナダに行くような場合は、その旨を伝えるようにしたい。


米国:査証免除プログラムの適用に関する注意

1. 日本と米国の間には、査証免除取り決めが結ばれており、米国では日本旅券を所持する者に対して、査証免除プログラムを実施しているところですが、9.11テロ事件以降、同プログラムの運用がより厳格に取り扱われるようになっています。

2. これまで軽微な違反(滞在期間の多少の超過など)については、以後の渡航に当たっても、同プログラムの適用を引き続き認められていた場合もありましたが、現在は滞在期間(90日間)を1日でも超過した場合には、以後の渡航より査証の取得が義務づけられますので、米国への渡航に当たっては、次の事項に十分注意して下さい。

(1) これまでに査証免除プログラムにより渡米し、プログラム違反の可能性が少しでもあったと思われる場合には、予め査証を取得した上で渡米すること。

(2) 査証免除プログラムにより渡米する場合は、免除期間内に必ず出国できるよう十分に余裕を持った渡航計画を立てておくこと。
 (悪天候や故障による予定した帰国便への搭乗ができない等の事態も想定されるため)


(外務省 海外安全ホームページより)





※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。