---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 北米

アメリカ [ United States of America (U.S.A.) ]

アメリカの国旗

国別渡航先速報

アメリカ / 米国 運輸保安局からのお願い(チェックイン・バゲージ情報)

掲載日時:2002年12月24日

情報提供:株式会社ヴァレンタインツアーズ

米国運輸保安局(Transportation Security Administration: TSA)は、12月19日 米国内 429の空港を対象にチェックイン・バゲージ(機内預入れ手荷物)に関する新しいガイドラインを発出いたしました。

その内容は「スーツケース等の荷物にはカギをかけない様に」と言うものです。
これは「爆弾テロ事件」を未然に防ぐ事を目的としています。

万一、スーツケース等の中にチェックを必要とするものが入っていた場合には、米国運輸保安局の担当官は下記の通り対応する事になります。

1) 荷物の持ち主を場内放送で呼び出す。荷物の持ち主が現れた場合には
  →持ち主立会いのもと、荷物検査が行われます。

2) 荷物の持ち主を場内放送で呼び出す。荷物の持ち主が現れない場合には
  →スーツケース製造会社から預かっている合鍵を利用し、荷物を開錠。
   荷物の持ち主の立会い無しに、荷物検査が行われます。

3) 荷物の持ち主を場内放送で呼び出す。荷物の持ち主が現れない場合。
  かつ、合鍵も無く荷物を開錠出来ない場合には
  →運輸保安局の担当官の判断にて、荷物のカギが壊されます。
   荷物の持ち主の立会い無しに、荷物検査が行われます。
   尚、この場合の修理の補償は一切なく、全て旅行者本人の負担となります。


上記とあわせ、空港でのX線検査も非常に厳しくなっています。
今まで以上に感度の強力なX線検査装置が利用されているため、写真等のフィルムをスーツケースに入れたままにした場合、フィルムが感光してしまう事もあります。
その際、感光を防ぐためのフィルムシールド等でフィルムをガードしていると、危険物と間違われ荷物を開けられてしまう、又、カギがかかっている場合には、そのカギを壊されてしまう事があります。
以上の事から、写真等のフィルムは手荷物として機内に持ち込まれる事をおすすめいたします。


尚、今回のこの新ガイドラインの発出により、盗難の被害に遭われた場合でも、その補償は今ままでと変わりません。
貴重品等は、スーツケースにお入れならない様、くれぐれもご注意ください。



■ Transportation Security Administration: TSA (米国運輸保安局 ホームページ)

〔ニュースリリース〕
 URL http://www.tsa.gov/public/display?theme=44&content=654

〔持ち込みに関する詳細情報〕
 URL http://www.tsatravelTips.us