現地時間昨日２０１５年３月１５日(日)、ブラジル各地にて「反政府デモ」が行われました。
デモは近年の政府に対する不満、経済の悪化、汚職疑惑などの対応を巡り、大統領の辞任を求めるもので、市民団体がブラジル各地に集結し、平和的に抗議運動を行いました。

一方、同時に政府を支持する市民団体も急遽デモを実施したことから、一部では反対派と支持派による衝突も発生いたしました。
また当日は、各地の大通りがデモ行進によて封鎖されたため、交通に支障が生じております。

今回のデモは「国民の声を政府に伝えること」を目的としていたことから、１日限りのデモ抗議で終了いたしました。
現地報道によりますと、政府は国民の声に対する対応を発表する予定とし、国民の要望に応えるような施策を打ち出すと報じられております。

なお、デモはサンパウロを中心に、リオデジャネイロ、ベロオリゾンテ、ブラジリアなどで行われました。
一方、日本人旅行者も多く訪れる人気の観光地である「イグアスの滝」や白い絶景で知られる「レンイスの砂丘」などでは、特に支障は生じておりません。
以上、ご報告いたします。