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エクアドル [ Republic of Ecuador ]

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エクアドル / 「非常事態宣言」発出に伴う影響

掲載日時:2024年01月11日

情報提供:株式会社ラティーノ

既に日本のメディアでも報じられている通り、エクアドル政府による麻薬犯罪組織の撲滅作戦に対し犯罪組織側も反撃を行い、エクアドル国内の数ヵ所の地域で銃撃戦などが発生しました。

この状況を受け、エクアドル政府は、軍と警察による安全確保を目的とした60日間の非常事態宣言を発出しました。
これに伴い、深夜 23:00〜翌朝05:00までの時間帯は外出禁止となっております。また、全国の教育機関ではリモート授業を、企業に対してはテレワークを行うよう、協力要請も出ております。
市内では安全を考慮し、商店などは閉店、公共バスは運行本数を削減、タクシーも少なくなっている状況です。

以下に現在のエクアドル国内の空港、航空会社、観光への影響等の状況をお知らせいたします。

■ 空港
通常どおりです。ただし、セキュリティが強化されており、航空券を所持する搭乗者以外は空港内ターミナルに入ることはできません。送迎の家族、ガイド、ドライバーなどはターミナル外で待機する必要があります。

また、乗客の手荷物チェックが大変厳しくなっており、搭乗手続き、出入国審査手続き、税関検査などに時間がかかっております。
エクアドル発着のフライトをご利用の際は、時間に余裕を持っての行動が必要です。
→ 参考 https://www.aeropuertoquito.aero/medidas-de-seguridad-adoptadas-en-el-aeropuerto-internacional-mariscal-sucre-de-quito/

なお、非常事態宣言に伴う夜間外出禁止期間中も、特例として深夜発着のフライトを利用する旅行者の送迎などは可能となっています。

■ 航空会社
エクアドル国内線を運航するラタム航空、アビアンカ航空は、現地時間2024年1月14日までのフライトを利用する旅客に対し、無料で日付変更に対応する旨、発表しております。

■ 観光
* ホテル、観光施設、観光レストランなど、観光業に携わるスタッフに関しては、深夜でも移動できるよう
 特例の対象となっています。
* 世界遺産でもあるキト市街の大統領官邸、独立広場の周辺は、セキュリティが強化されており、
 現在、アクセスできません。
* 赤道記念碑や赤道博物館など、その他の観光箇所は通常通り営業しております。
* 人気の観光地・ガラパゴス諸島も通常通りです。

近日中にエクアドルへの渡航を予定されている場合は、キト、グアヤキルでの滞在を短縮し、市内観光をせずに空港近辺に宿泊=不要不急の外出を控えられることをおすすめいたします。

■ その他
在エクアドル大使館より、注意喚起が発出されておりますので、以下にご案内いたします。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=147702

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新たな情報が入り次第ご案内いたしますが、現在、エクアドルにご滞在中の方、また近日中にエクアドルへのご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。