この度、ロシア中央銀行が「１０ルーブル札」の製造を中止いたしました。
紙幣に代わり、２０１２年までに１０ルーブルコインに移行されます。
これは、紙幣の製造費用の節約のためとのこと。コインの方が経済的ということです。

この１０ルーブル札は日本円でいうと３０円ほどの価値のお金で、最も多くの人が使用する紙幣でした。そのためか、市中を流通する紙幣は何れも汚れはてておりました。
ロシアのお札には、何れもロシアの町の絵が裏表にデザインされており、この１０ルーブル札には、クラスナヤルスクの町の絵が描かれておりました。これが無くなってしまうのは、少々残念です。

今後、ロシアの紙幣は、５０、１００、５００、１,０００、５,０００ルーブル札の５種類となります。
１０ルーブルがコインになることで、財布が重くなり不便になりますが、ロシアも節約を頑張っているので、いたし方ありません。


(写真は新しい10ルーブルコインの裏表、10ルーブル札の表裏です。)