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イギリス [ United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (UK) ]

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イギリス ロンドン / 航空機爆破計画阻止に伴う現地の状況について (第二報)

掲載日時:2006年08月15日

情報提供:クオニイジャパン株式会社

先般お伝えいたしました「航空機爆破計画阻止」に伴う現地の状況の続報をお知らせいたします。

昨日8月14日、イギリス内務省は5段階で示すテロ危険度を、最高度の「クリティカル」(危機)から、一段階下の「シビア」(深刻)に引き下げました。
しかしながら現在も、厳しい荷物検査、ボディーチェック等の警戒措置が、各空港でとられております。

下記に、ロンドン・ヒースロー空港の昨日までの状況をお伝えいたします。
各航空会社では、搭乗手続きを通常より少し早く受け付けているものの非常に混雑しているため、早々と空港に到着しても空港のターミナルビルに入れないといった事態が発生しております。
尚、昨日のヒースロー空港の出国ゲートは、約1〜1.5時間待ちの状況が続いておりました。
ロンドンにて同日乗継便を利用の場合、ヒースロー空港で一旦入国後、再び乗継便の航空会社カウンターにて搭乗手続きを行う形になっていたため、乗り継ぎ時間に余裕がなく乗り継げなかったケースも多く出ています。

時間的な目安としては、フライト到着後1時間で入国手続きが終わります。そこからターミナルの移動に30分位かかり、新たにチェックイン(出発2.0〜2.5時間前位が理想)をしていただく事になります。
特にターミナル1・2・3から4への移動は、ヒースロー・エクスプレス(一般の高速地下鉄で空港間の移動は無料)を利用する事になるため、さらに20分は余裕を見たほうが良いと思われます。


ロンドンヒースロー空港での乗り継ぎに関して、弊社ロンドンオフィスより添乗員の皆様へ以下の様なアドバイスがありましたので、お知らせいたします。

乗り継ぎ便の搭乗手続きも済み、搭乗券が出ているのにもかかわらず搭乗ゲートの列で長時間待たされてしまい乗り過ごしそうな場合には、グループを連れて1番前に行き、航空会社のスタッフに説明する事。
黙って並んでいると、乗り遅れる事があります。

乗り継ぎ便のキャンセルがあった場合、別ルートも考慮し航空会社と代替便の交渉をする。(空路以外で代替便となり得る可能性のある交通手段は、ユーロスター位です)
大陸間移動の長距離バスは、運転手の確保が困難なため、手配はほぼ不可能です。

免税店も含め、空港で買い物をしない事。(検査の手間が増えます)

もしロンドンでの宿泊が避けられない場合、まず航空会社との交渉をお願いいたします。
ホテルまでの移動に際し、バスをチャーターするのは手配等にかなり時間がかかるため、公共交通機関を利用しての移動をお勧めいたします。


又、BBC放送のウェブ・ニュースによりますと、ロンドン・ヒースロー空港とロンドン・ガトウィック空港以外のイギリス国内の空港では、テロ危険度が下がった事により、昨日から機内への手荷物持込みが解禁となりました。
尚、ヒースロー空港とガトウィック空港では、本日一杯は手荷物の持込みは不可となり、厳重な警戒・荷物検査等が続く見込みです。解禁後も、液体類(ジェル、ローション等を含む)の持込み禁止は継続し、手荷物バッグの大きさ制限(最大で長さ45cmx幅35cmx奥行き16cmまで)を行う模様です。


以上、同地にご旅行をご予定の方は、ご注意下さい。