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クロアチア [ Republic of Croatia ]

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国別観光情報

クロアチア モシュチェニツェ / クヴァルネル地方上にある石のヴィラ

掲載日時:2010年04月12日

情報提供:クロアチア政府観光局

イストゥラ東北部で最も可愛らしい町の一つと言えば「モシュチェニツェ」でしょう。
その中世の要塞都市は、断崖絶壁の上、そしてウチュカ山麓にその城壁と狭い石畳の通りと共に立っています。
その町が興って最初に住み着いた住人は、イリリア民族であったリブルニア人でした。その小さくも早い漕ぎ舟でローマ人を困らせていましたが、イストゥラ全土を侵略した後は小さな船で艦隊を形成し「リブルニ」と名付けました。その町では激動の歴史の中次々と支配者が変わって行きましたが、全ての争いに耐え、現在までその素晴らしい姿が残されています。

モシュチェニツェに入るための唯一の門の頭上にはハプスブルグ家の紋章が彫られており、家はひしめき合うように並んでいるため、広場は一つもありません。
街中で目立つのは使徒アンデレ教会です。モシュチェニツェ頭上には、古いスラブの最高神の雷神にちなんで名付けられた、ペルン丘が聳え立っています。そして城壁外の町の庭や草原に見られるアヤメはクロアチアの国花で、彼の妻にちなんで名付けられた花です。上から見られるクルクやツレス、そしてクヴァルネル地方全体の眺めは壮大で、夜は遠くにリエカの町の光も見えます。

全ての古い町がそうであるように、モシュチェニツェもまたそこから広がって形成された自分の「弟分」の町が海岸線にあります。
モシュチェニチュカ・ドゥラガとは二箇所で繋がっていますが、それはドラガ渓谷に沿って町のビーチまで流れ、そこから海に流れ込んでいる小川とその二つの町を繋いでいる階段です。
近くのオパティヤやロヴランと同様にモシュチェニチュカ・ドゥラガも観光地です。街中には海沿いの散歩道やお洒落なヴィラが並びます。最も美しいヴィラの一つは「ザグレブ」で、その大きさではなく魔法のような構造によって観光客の目を惹き付け、そこの前で彼らは必ず写真を取っていきます。ちなみにビーチの小石や貝殻は家を装飾するものとして人気がありますが、そういった家はその昔建築材料の宝庫で、現在は住民の生活の糧と成っているビーチに立っているのであり、不思議なことではありません。

観光業と飲食サービス業が町の主な商業ですが、モシュチェニチュカ・ドゥラガにはクヴァルネル地方で最もきれいなビーチの一つがあることも誇っていいでしょう。
モシュチェニチュカ・ドゥラガの宿泊施設は3ツ星と4ツ星のホテル「マリーナ」と「メディテラン」、2ツ星のオートキャンプ場、長期滞在用のアパルトマンや部屋を貸し出している多くのプライベートアコモデーション、そしてヴィラからお選びいただけます。
ここにはダイビングセンターも一つあり、活動的な休日を楽しむにはウォータースポーツがお勧めです。上質のお飲み物やお料理を取り揃えているレストランや食堂もあります。

ホテル「マリーナ」はほぼ中心部に位置し、海や小石ビーチからは約50mの距離です。部屋数は178室で、全てのスペースに冷房があります。ホテル「マリーナ」ではウェルネスセンターも完備しています。
ホテル「メディテラン」は、モシュチェニチュカ・ドゥラガのセンター内、小さな港の隣に位置し、このホテルモシュチェニツェ−クヴァルネル地方上にある石のヴィラからは素晴らしいビーチやツレス島が見えます。比較的こじんまりした雰囲気のこのホテルには、69室のお部屋があります。
プーラへの主要通り下、モシュチェニチュカ・ドゥラガ入口から約50mの場所に「オートキャンプ・ドゥラガ」があり、テントやキャンプ小屋での宿泊を提供しています。最大収容可能人数は400人で、毎年3月15日から10月15日まで営業しています。集落やセンターからは少し離れていますが、そこでは静けさやリラックスした雰囲気などを味わう事が出来ます。


※詳細はこちら
 プリモリェ−ゴラニ州観光局
  URL http://www.kvarner.hr/ (クロアチア語、英語他)
 モシュチェニチュカ・ドゥラガ観光局
  URL http://www.tz-moscenicka.hr/ (クロアチア語、英語他)