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イタリア ヴィチェンツァ / 世界遺産の街にて建築家「パッラーディオ」生誕500年祭開催

掲載日時:2008年03月21日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

ユネスコ世界遺産の「ヴェチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群」。
パッラーディオとはヴィチェンツァで活躍し、多くの建築作品をこの地域に残した偉大なる建築家「アンドレア・パッラーディオ」(1508〜1580)の事で、建築業界では世界中でその名が知れ渡たっており、日本からも建築関連のツアーでは必ずといってよいほど彼の設計によるヴィッラや館等の見学・訪問が含まれています。
今年はそのアンドレア・パッラーディオ生誕500年にあたり、ヴィチェンツァ市とその近郊では様々な記念イベントが予定されています。

■ 大展覧会「パッラーディオ」 (PALLADIO)
開催期間: 2008年9月20日〜2009年1月06日
開催場所: ヴィチェンツァ市「バルバラン・ダ・ポルト館」(Palazzo Barbaran da Porto)
 住所: Contra Porti, 11 (Vicenza)
 開館時間: 火〜木・日曜 09:30〜19:30、金〜土曜 09:30〜21:30
 休館日: 月曜、12月25日、1月01日
 入場料: 大人 10ユーロ(18歳未満・65歳以上は8ユーロ、6歳以下・障害者の方と同伴者等、無料)
〔概要〕
パッラーディオの自筆製図80点を始め、ミケランジェロ、ラファエロ、ブラマンテ、サンソヴィーノ、イニゴ・ジョーンズ、ル・コルビュジェら新旧巨匠の建築製図70点、バッサーノ、ブラマンティーノ、エル・グレコ、ジュリオ・ロマーノ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレット、ヴァン・ダイクらの絵画40点、建築模型30点、他にも彫刻、メダル、本、手稿等、世界中から集められた約300点の作品が展示される大展覧会です。
「建築家の人生」、「新しい建築の創造」、「永遠なる現代性」の3つのテーマで構成されます。



■ パッラーディオ建築木製模型展 (ESPOSIZIONE DEI MODELLI LIGNEI PALLADIANI)
開催期間: 2008年7月20日まで
開催場所: ヴィチェンツァ市「バルバラン・ダ・ポルト館」(Palazzo Barbaran da Porto)
 住所: Contra Porti, 11 (Vicenza)
 開館時間: 火〜木曜 10:00〜16:00、金〜日曜 10:00〜17:00
 休館日: 月曜
 入場料: 2ユーロ
詳細: URL http://www.cisapalladio.org/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
本展の会場となる「バルバラン・ダ・ポルト館」は、もちろんパッラーディオによる建物で、「アンドレア・パッラーディオ建築研究センター」や「パッラーディオ博物館」が置かれているパッラーディオ研究の本部でもあります。
展示されている木製模型は、バジリカ、ラ・ロトンダを始めとするパッラーディオの代表的建築物の33分の1の縮小率で造られており、この街を訪れるパッラーディオ建築見学の方や評論家にも好評です



■ オリンピコ劇場 第17回音楽ウィーク (Settimane Musicali al Teatro Olimpico)
開催期間: 2008年5月31日〜6月29日
開催場所: オリンピコ劇場 (Teatro Olimpico)
詳細: URL http://www.olimpico.vicenza.it/it/ (イタリア語、英語)
〔概要〕
「オリンピコ劇場」は、パッラーディオ最後の作品で弟子のスカモッツィによって完成された劇場。円柱や彫像で飾られ、遠近法で奥行きを演出した舞台は見事なもの。公演のない昼間の劇場だけの見学も一見の価値があります。
ロビー壁画には、完成翌年劇場で歓迎を受けている日本の天正少年使節団の様子も描かれているのも興味あるところです。
この劇場で開催される「音楽ウィーク」も、今年はパッラーディオの生誕500年を祝うイベントの一つとして開催されます。

※予定されている演目:(詳細プログラムは劇場ホームページをご覧ください。)
* オペラ「セヴィリアの理髪師」(Il Barbiere di Siviglia) --- ロッシーニ作曲
 開催日: 6月07・09・11日
* オペラ「離宮のオットー大帝」(Ottone in Villa) --- ヴィヴァルディ作曲
 開催日: 6月22日
* コンサート
 開催日: 5月31日、6月06・13・15・18・20・25・27・29日