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ニュージーランド [ New Zealand ]

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国別渡航先速報

ニュージーランド / 「新型インフルエンザ」に関する政府公式文書のご案内

掲載日時:2009年05月07日

情報提供:株式会社アイディツアーズ サウスパシフィック、 ニュージーランド政府観光局

現在海外旅行をする際に大きな問題となっておりますメキシコ発の「新型インフルエンザ」に関し、ニュージーランドはTV等のメディアに頻繁に名前が出てくる国の一つになっております。
ニュージーランド政府といたしましても、この問題に関しては非常に憂慮しております。
ただ重要な点として、ニュージーランド政府といたしましては、今回の新型インフルエンザを懸念すべき問題としておりますが、非常事態とはみておりません。
感染者に対する対応、水際の検査等も迅速に行われており、国内における混乱はございません。

今回の対応に関しまして、ニュージーランドの首相兼観光大臣であるジョン・キーからのメッセージを原文と訳文ともにお伝えいたしますのでご覧ください。

皆様には、引き続きニュージーランドは現在も安心して訪問出来る国だとご認識していただければ幸甚です。


(在京ニュージーランド大使館 訳文)

2009年5月7日

日本の旅行業界の皆様


世界的なインフルエンザA(H1N1)型(新型インフルエンザ)の発生に伴い、日本では、旅行者がニュージーランドへの渡航を懸念していると伺っております。

ニュージーランド政府より重ねて申し上げます。ニュージーランドは、この脅威に世界で最も早く対策を講じた国の一つであり、問題は抑制されており、感染リスクは僅かとなっております。

新型インフルエンザの感染が最初に確認されたニュージーランドの高校生一行は、現在、完全に治癒しており、学業に復帰しております。このランギトト高校の生徒達は、メキシコ滞在中に新型インフルエンザに感染いたしました。

同校の校長は、生徒達の症状は軽く、現在は通常の生活に復帰していると述べています。

保健当局では、ウィルスを監視するための包括的なプログラムを継続して実施しております。ニュージーランド保健省には、インフルエンザの蔓延に対処するための計画があります。

ニュージーランドでは、一般社会での感染拡大は確認されておりません。つまり、今日までの感染事例は全て、感染地域から最近帰国した、または該当する感染者に接近したことが原因となっています。

ニュージーランドは引き続き、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウンの各空港において、懸念国からの到着便乗客に対する検査を行っております。乗客が症状を訴えた場合、隔離措置をとった上で、該当者および付近にいた人々に対し、医学的検査を行い、治療と看護にあたっています。

ニュージーランドに到着する全ての国際線搭乗者は、当地での滞在先を記入することが求められています。これらの情報は、公衆衛生担当者が必要に応じて、該当者に連絡を行うために使用されます。

ニュージーランドはこれまで、ごく少数の感染事例を確認して参りましたが、検査の実施や疑い例の取り扱いといった対応は極めて厳重なものです。

つまり、ニュージーランドにおける新型インフルエンザへの感染リスクは僅かであり、これら少数の感染者の症状は軽度です。そして、政府による迅速な対応は、その他大勢の人々への感染リスクを可能な限り回避しています。

以上のご説明により、感染リスクがほぼ存在しない私どもの美しい国へのご旅行が安全なものであるとご理解頂ければ幸いです。


ニュージーランド首相 兼 観光大臣
ジョン・キー

【以下、原文の写しとなります】