現在、タヒチに接近している熱帯低気圧「OLI」に関する情報の続報を、下記にお知らせいたします。

■ 熱帯低気圧「OLI」注意報 (日本時間 2月03日 10:00現在)
熱帯低気圧「OLI」は、現地時間昨日 ２月０１日夜の時点では勢力を増し、熱帯低気圧からサイクロンへに発達するとみられておりましたが、現在は風速 ２５ｋｍ/秒(最大瞬間風速 約36km/秒)まで勢力を弱めています。
タヒチ時間 ２月０２日現在、南緯 １４.８°、西経 １６０°に位置する熱帯低気圧は現在、時速 １８ｋｍの速度で東南東の方向、ソシエテ諸島西部に向かって進んでいます。

これを受け現地警察庁では、ソシエテ諸島とオーストラル諸島に対し、前日に引き続きオレンジ警報(3段階ある警報のうちの2段階目)を発出しております。
尚、このオレンジ警報は、フランス領ポリネシア区域で４８時間以内にサイクロン現象が発生する可能性がある際に発出されるものです。
(サイクロン: 風速 33km/秒、最大瞬間風速 約48.6km/秒以上の勢力の場合)

今回の熱帯低気圧に伴い、大波や水位の上昇が予想されるため、不要不急の外出を控えるよう、また各自、
　* ラジオ等のメディアの情報に注意する事
　* ２日分程度の水と食料の買い置き
　* 屋根やガラス窓の保護
といった必要な処置をとるよう、呼びかけています。

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また熱帯低気圧「OLI」とは別に、ツアモツ諸島西部に低気圧が発生しております。
この影響で、ツアモツ諸島は風速 ３０.５ｋｍ/秒の強風が発生するなど、荒れた天気となっております。

これら２つの低気圧の影響で、現地では４ｍもの高波の発生も予想されております。


尚、ソシエテ諸島の島々には、日本人旅行者が多く訪れるタヒチ島 、モーレア島、フアヒネ島、ライアテア島・タハア島、ボラボラ島等が、またツアモツ諸島にはランギロア島、ティケハウ島、マニヒ島等の島々があります。

現在、ご滞在中の方、またこれからお出かけになるご予定の方は、十分にご注意ください。