１９４６年に始まり、当初は湖上に停泊する２隻の砂利運搬船で上演された「ブレゲンツ音楽祭」。今では世界屈指の湖上音楽祭に成長し、毎年２０万人以上の観客が訪れます。
音楽祭が開催されるオーストリア側のボーデン湖畔は、チューリッヒとミュンヘンから車でそれぞれ２時間の場所にあります。素晴らしい自然の景観に囲まれた壮大な舞台、爽やかな夜風に当たりながら極上の野外オペラを堪能できるブレゲンツ音楽祭は、忘れる事の出来ない思い出となるでしょう。
今年のブレゲンツ音楽祭の内容が一部決定しましたので、お知らせいたします。

２００６年夏は、昨年夏に１７万人以上の観客を魅了したジュゼッペ・ヴェルディの傑作オペラ「トロヴァトーレ」が再演されます。
「トロヴァトーレ」の物語の舞台を精油所に移し、台本に出てくる「炎」の劇的な演出は、観客だけではなく、あらゆる分野の人々から賞賛されました。

演出を手がけるのはカナダのロバート・カールセンです。
彼はブレゲンツの舞台について特別な思いを持ち、「トロヴァトーレは一般のオペラハウスで演出するのは非常に難しいのです。湖上舞台は、ヴェルディの音楽的なスケールの大きさ、そして、このオペラの持つ劇的な歴史を演出するのにぴったりのスケールです」と話しています。

このほか、舞台装置をアメリカのパウル・シュタインベルクが、総監督をデビッド・パウントニーが手がけます。音楽監督はファビオ・ルイジ、演奏はウィーン交響楽団。出演はスコット・ヘンドリックス、カティア・ペレグリーノ、マリアンネ・コルネッティ等が予定されています。

ブレゲンツ音楽祭は２００６年７月１９日から８月２０日まで開催されています。
上演およびチケットなどに関するお問い合わせは、電話： ＋４３−５５７４−４０７−６、あるいは下記ホームページをご覧ください


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　ＵＲＬ　http://www.bregenzerfestspiele.com/ (ドイツ語、英語)