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オーストリア / 通貨「ドル」のふるさと、ハル・イン・チロル

掲載日時:2006年04月14日

情報提供:オーストリア政府観光局

インスブルックから東へ約10km弱、石畳の道が今も中世のたたずまいを色濃く残す街、ハル・イン・チロル。正式名称はソルバード・ハル(Solbad Hall)、かつて豊富な岩塩の産地(ギリシャ語で塩を「ハリス」という)として発展した街です。
「チロル地方にあるハルの街」であることから、通称「ハル・イン・チロル」と呼ばれています。

小さい街ではありますが、チロル最古のルネッサンス式教会であるシュティフト教会、赤い塔が印象的なイェズイーテンキルヒェ教会、街に活気をもたらした塩坑の博物館など、見どころはたくさん。中でも、14世紀初頭にイン河畔に建てられたハーゼック城はハプスブルク家のマキシミリアン1世(のちに神聖ローマ帝国の皇帝)が結婚式を挙げたところとして知られ、多くの観光客が足を運んでいます。

この城をさらに有名にしているのが、塔に設置されていた銀貨の鋳造所(ミュンツトゥルム)です。造幣所はもともと南チロルのメラノにありましたが、1477年にここハル・イン・チロルへ移され、有名なオーストリア銀貨「ターラー」を鋳造するようになりました。
世界最大級の銀貨であったターラーは、やがて新天地のアメリカへ持ち出されます。このターラーこそ、今日のドル(ダラー)の起源となったといわれています。
現在、この鋳造所は博物館として開放されています。入り口では記念のコインを作ることができるので、ドルとの関連秘話とともにおみやげにぜひどうぞ。
 
ハル・イン・チロルへは、インスブルック、ゼーフェルト、サンクトアントン、レッヒなどから電車が出ています。所要時間もインスブルックからバスでも約10分、最長のレッヒやミュンヘン(ドイツ)からでも1時間50分と、ちょっとした日帰り旅行にはぴったり。春の遠足がてら、ぜひ出かけてみてください。


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