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メキシコ / ガイドブックに載らないマイナー世界遺産紀行 その20

掲載日時:2006年08月18日

情報提供:株式会社メキシコ観光

■第20回 アガベ畑の景観と古くから伝わるテキーラ蒸留工場設備
(2006年に指定されたばかりの、メキシコで今一番新しい世界遺産です!)

リオグランデ川の深い谷間とテキーラ火山の麓に広がるエリアは、ブルーアガベの広大な畑が広がっています。これは16世紀以来、テキーラスピリッツを造って来た植物文化(はるか2000年以上にわたって発酵酒や布を作ってきた植物文化)によって形作られてきたものです。
この景観の中には、19世紀から20世紀の世界的なテキーラの消費を拡大させてきた醸造所があり、今なおテキーラを造り続けています。
今日、アガベ文化は、メキシコの国そのものとして定着しています。

この地域には、生活圏としてのブルーアガベの畑、アガベのピーニャと呼ばれる茎を発酵・蒸留させる酒造所があるテキーラ村(TEQUILLA)やアレナル(ARENAL)、マティタン(MATITAN)の居住地域があり、文化遺産は、農地(アガベ畑)、蒸留工場、スペイン時代には違法だった蒸留場のタベルナ(居酒屋)、町、テキーラ谷にある古代のTECHITLAN遺跡(GUACHIMONTON)、さらには18世紀にさかのぼって作られた多数のアシエンダ(荘園)も入っています。

工場やアシエンダの建築物は日干し煉瓦で造られており、黄土色に塗られた壁、石造りのアーチ、楔形のささえや飾り窓、典型的なネオクラシック、あるいはバロック様式の飾りが特徴です。
ここでは、ヨーロッパ式蒸留プロセス、あるいはヨーロッパやアメリカから取り入れた技術のプロセス、さらにプレヒスパニックの伝統技術を融合させてメスカルジュースを発酵させ、テキーラを造っています。
紀元2世紀から9世紀にテキーラ地域を形作ったTEUCHITLAN文化の聖地を支えてきた古代遺跡(農業を営むための台地造成や、住居、寺院、祭儀場、球戯場等が著名)に囲まれています。


● 最寄の町 --- グアダラハラ (GDL)
 米国やメキシコ主要都市から多数フライトあり。
 グアダラハラからテキーラ村まで、車で約1時間30分。

● ベストシ−ズン --- ほぼ一年中観光可能だが、11月〜4月の乾季がお勧め。

● 歩き方
テキーラ農園主催の農園内見学ツアーに参加すると、テキーラの歴史や蒸留行程等がよくわかるのでお勧め。
終了後にテキーラの試飲も出来ます。

● その他
毎週土曜日に列車でテキーラ農園を観光する「テキーラ・エキスプレス」も運行しております。


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