２００６年１０月０１日の上海から西蔵(チベット)自治区 拉薩(ラサ)行き列車の開通を受け、上海、江蘇、安徽、浙江等では西蔵(チベット)旅行ブームに火がつき始めております。
これに伴い、列車で高原旅行をする上での注意事項を問い合わせる電話が、上海鉄道局に殺到するといった状況が発生いたしております。

上海の専門家は、旅行者はチベットへ行く前に病院で健康診断を受けるべきで、心臓や肺、肝臓や腎臓に異常がある人や、貧血や高血圧症状の重い人はむやみに高原に行くべきではないと警告しています。

上海〜拉薩(ラサ)間は約５２時間を要しますが、鉄道局は旅行客に対し、列車の中や高原に入ってからは
　* 炭水化物や消化しやすい食品を多めに摂る、
　* 水分を多めに補給し、体に十分な水分がある様にする、
　* 夕食は食べ過ぎない様にする、
等の注意を与えています。
この他、酒やタバコは控え、果物や野菜等のビタミン豊富な物を多めに食べ、唇の荒れを防止する等、注意を促しています。

もし旅行の途中で高山病の症状が現れた際は高山病の予防薬を飲む、又、症状が重い場合は列車内に設備されている酸素吸入器をで酸素を吸引する、付近の病院で治療を受ける、もしくは速やかに低地に移動する等の注意も与えています。

以上、同方面に旅行される方は、くれぐれもご注意下さい。