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イタリア / イタリアはクリスマス一色!

掲載日時:2006年11月17日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

■ クリスマス準備: 街の様子
カトリック教徒の多いイタリアではクリスマスは一年で最も重要な祭日。11月後半からイタリア各地ではクリスマスの準備で街が賑わってきます。
大都市には巨大クリスマス・ツリーが出現し、街のショッピング・ストリートでは華やかなイルミネーションが点燈されてクリスマス気分を盛り上げます。ツリーはクリスマスの25日以後も1月6日のエピファニアとよばれるお祭りの頃まで飾り付けられています。

この時期観光客にも嬉しいのは、通常日曜日はお休みとなる店やデパートの多くもクリスマス直前の24日までは開いているところが多くなること。ショッピングの時間帯が増え、お買い物が楽しくなるシーズンです。(ただし、年2回の大バーゲンセールは全国的に1月7日以降始まります)
また、メルカティーニ・ディ・ナターレ(Mercatini di Natale)とよばれるクリスマス市がイタリア各地の街の広場などで開催されます。特に有名なのはローマのナヴォーナ広場のクリスマス市。お菓子やおもちゃなど多くの屋台がたち、ローマッ子、子供連れ、観光客で賑わいます。
他にも北部の州を中心に、ボルツァーノ(Bolzano)、メラーノ(Merano)、ブレッサノーネ(Bressanone)、トレント(Trento)やヴェローナ(Verona)、トリノ(Torino)、チェルヴィア(Cervia)等のクリスマス市が有名です。

12月には、プレゼピオ(キリスト生誕の場面をテラコッタ製の人形で再現した飾り)も教会などに飾られます。
最も有名なのはヴァティカンのサン・ピエトロ広場に飾られるプレゼピオですが、このプレゼピオは南イタリアを中心に家庭内でも飾り付ける所が多く、例えばナポリの下町スパッカナポリのプレゼピオ用装飾物・人形の専門店通りサン・グレゴリオ・アルメーノ通りは、飾りや人形を買い求める人々で12月になるとあたかも年末の上野アメ横のように(?)賑わいます。

このキリスト生誕の様子を、人形ではなく人が演じるキリスト生誕劇(プレゼピオ・ヴィヴェンテ(Presepe vivente)が、クリスマス当日あるいは前後、または1月6日前後に多くの町や村で行われます。有名なのはラツィオ州のグレッチョ村(Greccio)で、世界遺産の町タルクイニア(Tarquinia)でも、今年初めて開催されます。


■ クリスマス Natale
12月24日深夜にはヴァティカンをはじめイタリア各地の教会でミサが行われ、クリスマスの25日と翌26日サント・ステファノの日の両日は祝日となります。イタリアではこの2日間はどのオフィスも店も休みとなり、日本の三箇日のように街は静かになります。

クリスマス料理:
イタリア人にとってクリスマスが一年で一番大切なイベントであるのは宗教的理由からばかりでなく、日本の元旦のように普段は離れて暮らす家族も家に戻って一緒に過ごすことにもあります。
24日イブの夕食と、25日の昼食は家族揃ってクリスマスの正餐として大ご馳走が各家庭で用意され、ゆっくりと時間をかけて食事します。クリスマスの料理として有名なのはトルテッリーニ(肉などの詰め物をしたパスタ)のスープ、チキンや七面鳥、デザートではパネットーネ、パンドーロ、トッローネなど。クリスマス前の食料品店にはクリスマス料理のための食材が所狭しと並べられます。


■ 大晦日 San Silvestro ・ 元旦 Capodanno
クリスマスは家で家族と過ごすのが一般的ですが、一方大晦日は仲間や友人と賑やかに屋外で新年を迎える人が多いといえるでしょう。レストランでは大晦日の特別メニューが用意されたり、街の大きな広場ではイベントが繰り広げられるなど、賑やかにカウントダウンをします。
年が明けると発泡性ワインのスプマンテの栓をあけ、花火があがり、爆竹が鳴り、皆で抱擁したりして新年の歓びを祝います。スプマンテの栓が当たった人や、赤い下着を身につけて年を越すと幸運が訪れるともいわれています。またニューイヤー・イブ・コンサート等も各地で開催されます。


 * 写真1〜2 --- クリスマスの街の様子
 * 写真3 --- プレゼピオ
 * 写真4 --- サン・グレゴリオ・アルメーノ通り
 * 写真5 --- サン・ピエトロ広場  (C)APT Roma
 * 写真6 --- ウインドーを飾る赤い下着


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