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フィジー / フィジーの情勢について (続報)

掲載日時:2006年11月29日

情報提供:株式会社ユー・ティ・アイ・ジャパン

先般よりお伝えいたしておりますフィジー政府と軍部の対立等による情勢に関する最新情報を、下記にお知らせ申し上げます。

フィジーでは昨年以来、2000年に発生したクーデターの事後処理に関して政府と軍部の方針・見解の相違により、特にクーデターに関与した者に対する恩赦等について規定する和解統一法案をめぐり、これに反対する国軍側と政府との間でしばしば緊張が高まっておりました。

2006年11月21日、国軍のフランク・バイニマラマ総司令官は「軍が提案した要求事項を2週間以内に政府が呑まなければ、クリーンアップキャンペーン(内容は未公表)を実施する」旨を発言いたしました。これに対しライセニア・ガラセ首相は、国軍側の要求の違法性を唱える声明を発表しており、政府が同要求の全てを受け入れる可能性は極めて低いものとみられています。
又、警察による国軍司令官の違法行為に対する捜査が進む中、現在私用でニュージーランドを訪問中のバイニマラマ国軍総司令官が、アンドリュー・ヒューズ警視総監に対し退去を勧告する脅しめいたコメントをする等、同総司令官の帰国、そして国軍側の要求の期限となる12月初旬にかけて、情勢が再び緊張が高まってきているとされております。
これを受け、近隣のオーストラリアとニュージーランド政府は、自国民に対し注意を喚起、日本の外務省も11月27日にスポット情報を発出いたしました。

しかしながら、昨日現地から入った情報によりますと、ライセニア・ガラセ首相は昨日午後、ニュージーランド空軍機により同国へ発ち、本日同国のヘレン・クラーク首相、及びウィンストン・ピーターズ外相立ち会いの下、バイニマラマ国軍総司令官との会談を行うとされております。これはニュージーランドのクラーク首相の発起によるものと思われており、両者が直接会談するのは久しぶりの事で、これにより相互理解、ならびに和解の手がかりがつかめる事が期待されております。

その様な中、フィジーの現状は極めて平穏であり、行政機関を始め商店、銀行、ホテルやツアー等の営業・催行も全て平常通りに行われております。
又、フィジーの玄関口であるナンディや、コーラルコースト、ママヌザ諸島等、多くの旅行者が訪問・滞在する地区は、政府や軍部の拠点があるフィジーの首都 スバから100〜200km以上の距離がある事から、万一の有事の際にも直接的な危険がおよぶ可能性は、過去の例から見てもほとんどないものと思われます。

夏本番のフィジーに、どうぞ安心してお越しください。


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