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オーストリア シュタイヤー / クリストキンドル郵便局と巡礼教会

掲載日時:2006年12月04日

情報提供:オーストリア政府観光局

クリスマス前に臨時開設される特別郵便局は世界中に多数あり、特定の時期に手紙やはがきを送るとクリスマス用の特別なスタンプを押してもらう事が出来ますが、オーストリアにも、オーバーエステライヒ州の古都シュタイヤーに「クリストキンドル・クリスマス特別郵便局」があり、毎年世界各国からたくさんのカードが届いています。
開局初年には、一人の局員が4万2,000通の手紙やカードに、クリスマス郵便局の特別スタンプを押しました。その後、郵便物は年々増加し、1997年度は213万4,000通を記録しています。

この郵便局が置かれている「クリストキンドル」いう街の名の由来は、17世紀にまでさかのぼります。そのころ、指揮者で消防士のフェルディナンド・セントルという人物が街の郊外に住んでいました。彼は持病のてんかんの発作に苦しんでおり、シュタイヤー修道院で手に入れた鑞製の「クリストキント=幼いキリスト」像をトウヒの木の中に納め、毎週その木の元で健康回復を祈っていたそうです。すると不思議な事に、発作が起らなくなったのです。この出来事は、まもなく周囲の知るところとなり、やがてガルステンの大修道院長によって、ついにこの地に教会が建てられる事となりました。
バロック建築家として名高いヤコブ・プランタウアーによって完成したこの小さな巡礼教会は、現在、祭壇中央にかつてのトウヒの木が置かれ、その後ろに雲の間を飛び回る美しい天使の絵と、祭壇上には地球をかたどり大陸が浮き彫りになった聖櫃が置かれています。

ドイツ語圏では、サンタクロースの役割をクリストキントが果たしていて、子供たちはクリストキントがプレゼントを運び、クリスマスツリーを飾ってくれるのだと教えられています。そうして優しいクリストキントに欲しいものをありったけ並べた長い手紙を書き、窓辺に並べるのです。
そうした由縁もあって、1950年、たくさんの人々がクリストキント像へ礼拝に訪れるこの地に、クリスマス特別郵便局「ゾンダーポストアムト・クリストキンドル」が開設されました。
ここに、国際返信切手券2枚を添えて住所と氏名(自分または他の受取人)を書いたカードや手紙を送ると、特別スタンプが押され、宛先へと届けられます。
開局期間は、2006年11月27日〜1月06日の間です。
みなさんも、今年の大切な人へのクリスマスカードは、クリストキンドル経由で送ってみてはいかがでしょうか。


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