広東省の西北部に位置する「封開県国家地質公園」は、このほど国家国土資源部の許可を受けて正式にオープンいたしました。

封開国家地質公園は嶺南古代文化の重要な発祥地で、又、観光資源に富んだ公園です。主な観光名所としては「竜山溶洞」、「斑石」、「千層峰」等があります。
この地質公園では、様々なカルスト地形の景色を鑑賞する事が出来ます。巨大な石、山並み、清らかな水、原始林が息づいた場所です。

又、自然景観の他にも、古代人類の文化遺跡、古墳、古代建築、古代釜遺跡等が県内に分布しております。
同地は昔から嶺南地域と中原(黄河流域)経済、文化交流の土地で、嶺南文化が開花した場所としても有名です。

「封開県国家地質公園」までのアクセスは、車で約４時間、広州市から約２３０ｋｍ。県内には４ッ星クラスのホテルがあり、施設も十分整っております。
是非、広東省の新たな観光地へお越し下さい。


※地質公園
地質学的な価値・特徴のある美しい地質景観を持ち、自然と文化的景観が一体化している自然公園を指します。

※嶺南文化
広州は、中原文化の影響や海外からの西洋文化の影響を受けつつも、嶺南文化と呼ばれる独自の文化を形成して来た土地です。その代表格は「広東語」と「広東料理」ですが、その他にも広東を代表する地方劇である粤劇、広東音楽、嶺南画派、嶺南建築、嶺南庭園、嶺南盆栽等に嶺南文化のスタイルを見る事が出来ます。