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メキシコ / 9月はメキシコ独立記念の月! 「独立記念日」の様子を実況中継いたします

掲載日時:2007年09月14日

情報提供:株式会社メキシコ観光

9月はメキシコ独立記念の月にあたり、独立記念日はメキシコ各地で行われます。
記念日のお祝いは大小様々ですが、メキシコシティでは記念日の2週間前ほどから「レフォルマ通り」と呼ばれるメインストリートと「ソカロ広場」周辺に多くのイルミネーションが飾られます。又、ソカロ広場には屋台等も設置され、日本の縁日に近い雰囲気となります。
独立記念日は家族と過ごす人もいれば、友達同士でソカロ広場へ行ったりレストランで独立を祝ったりと、その形は様々です。
独立記念日当日の9月15日は、午後になると多くの会社は半休となり、交通機関も通常通りには運行されなくなります。

各地共通しているのが、町の中心にある「ソカロ広場」に人が集まり、そこでグリト(歓喜のおたけび)を行います。
 ※このソカロと呼ばれる広場は、メキシコシティ以外にも存在する広場で植民地政策の一つとして必ず町の中心に築かれています。

メキシコシティを例にあげると、例年ソカロ広場に約3万人程の人が集まります。
歴代の大統領は、ソカロ広場国立宮殿にある鐘を9月15日 23:00に打ち鳴らし「VIVA MEXICO」(メキシコ万歳)、「VIVA LA LIBERTAD」(自由万歳)と叫び、ソカロ広場に集まった国民と共に独立記念日を祝います。その熱気と興奮は独立を喜ぶメキシコ人たちの「愛国心」と表しているとも言えます。

任期中 6回の独立記念日があるメキシコの大統領は、基本的には毎回メキシコシティのソカロ広場で鐘を打ち鳴らしますが、任期最後の年は独立発祥の地である「ドローレス・イダルゴ村」に行き、そこで鐘を打ち鳴らす習慣もあるとの事。尚、記念日の様子はTVでも中継されます。
余談になりますが、歴代の大統領はこのグリト(歓喜のおたけび)にどれほど感情がこもっているか、どれだけ国民の感情を揺さぶるか?、一方国民は「あの大統領の声はイマイチだった」等と酷評をするのも習慣になっております。

グリトが終わると花火が打ち上がり、ソカロ広場ではマリアッチのコンサート等のイベントが行われます。夜 12時頃になると人々は自然に解散し、その後は自宅で家族や友人と独立を祝うパーティーを行います。
9月15日の夜は「POZOLE」と呼ばれるスープを食べるのが習慣となっています。独立記念日に営業するレストランの大半が、POZOLEを提供します。これも独立記念日ならではの食事です。

日付が替わり9月16日の午前中には、ソカロ広場とレフォルマ通りを中心に軍事行進が行われます。戦争放棄を憲法にうたっているメキシコが持つ武器や戦闘機は決して新しいものではありませんが、あえてそれを国民に見せるのは「我々は戦争をしない! しかしひとたび侵略がなされれば、国を守るため武器を持って戦う準備はある」という意思表示だと言われています。
軍隊も通常の軍事行進と異なり、独立戦争時代の兵士が身に付けていた軍服や革命戦争時代の軍服に身を包んだ兵隊が現れ、時代や地方・民族によって服装が異なる様子を見る事が出来ます。昔は空港を閉鎖し空軍の飛行演習も行われましたが、現在は中止されています。

又、各企業がこの日にあわせイベントやパレードを企画しますが、これは毎年異なるため、はっきりした事は言えません。

この時期にメキシコに滞在する方は、是非、独立記念日の様子をご見学ください。
ただし、人ごみはスリやコソ泥の宝庫ですから、くれぐれも手荷物や貴重品にはご注意ください。またソカロ広場へ夜中に行く場合は、現地の事情をよく知っている人に案内してもらう事をお勧めいたします。


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