モーツァルトの生誕地、ザルツブルクの新年のフェスティバルといえば、５０年以上前から続いている「モーツァルト週間」が知られています。これは、毎年モーツァルトの誕生日である１月２７日前後に開かれる催しで、世界トップクラスの指揮者やソリスト、歌手、オーケストラ、アンサンブルなどが登場します。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やカラヤンを始め、５０余年の間に登場したオーケストラや音楽家の名前は、音楽分野の国際的な紳士録の様です。

２００８年のモーツァルト週間は１月２５日から２月０３日まで。演奏プログラムの中心はモーツァルトの宗教音楽作品という事です。
又、２００８年はカラヤンの生誕１００周年にあたり、１月にウィーンで行われる記念コンサートには、小澤征爾指揮によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏も予定されています。
２００８年のオーストリアは、例年にも増して音楽好きにうれしい年明けとなりそうです。