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トルコ / イスタンブールにおける治安情報

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:外務省 海外安全相談センター

■ イスタンブールにおける主な日本人被害事例等は次の通りです。
(1) 睡眠薬強盗
主要観光地で発生していますが、中でもイスタンブールでの被害報告が多くなっています。被害者の多くが男性の単独旅行者ですが、女性の被害者も報告されています。
いずれの犯行手口も類似しており、自称外国人旅行者(これまでの事例では、エジプト、チュニジア、モロッコ、イスラエル、フランス人を名乗っている)が、「自分も観光中だ」と親しく話しかけてきて、しばらく一緒に観光するなどして慣れ親しんだ頃、睡眠薬を混ぜ込んだクリームサンド・ビスケットやビールを飲食させ、昏睡状態に陥ったところで、パスポートや現金、クレジットカード、カメラなどの貴重品を奪って逃走するというものです。

最近の事例では、被害者が昏睡状態で倒れているところやフラフラ歩いているところを現地の人や警察官に保護されています。このようなケースは、車に轢かれるなどの2次的被害に巻き込まれる危険があります。また、屋外の気温が氷点下となる冬季には、凍死する危険もあります。このところ手口が巧妙化しており、睡眠薬を混入した飲食物を買ったばかりの新品に見せかけたり、警戒心を解くため同じホテルに宿泊し、部屋で一緒に飲食後、被害者が睡眠薬によって寝ている隙に金品を窃取し、翌朝被害者を残してホテルから逃走するというケースも発生しています。

特に、単独でトルコを旅行される際には、以下のとおり常に警戒心を持って行動するようにしてください。
* 見知らぬ人と、一緒の部屋に宿泊するようなことはしない。
* 見知らぬ人から、飲食物をすすめられた際は、ハッキリと断る。
* ビールとビスケットなどの飲食物をしつこくすすめられる背後には悪意があるとも考え、直ちにその場を離れる
* 現金、パスポート、クレジットカード等は分けて携帯する。

〔睡眠薬強盗の主な被害事例〕
* イスタンブール新市街のガラタ塔近くで、英語で話しかけてきた自称クウェート人2人組と知り合いになり、一緒に観光した後、公園ですすめられたビスケットを食べたところ、突然睡魔が襲い意識不明となった。意識が戻ると同じ公園内におり、ズボンのポケットが刃物で切られており、パスポート、現金、カメラ、クレジット・カード等を盗まれていた。
* イスタンブール旧市街のトプカプ宮殿近くで、片言の英語で話しかけてきた自称モロッコ人夫妻と知り合いになり、海峡沿いの遊歩道でビスケット及びヨーグルトをすすめられて食べたところ、突然睡魔に襲われ、そのまま意識不明となった。同遊歩道で眠り込んでいたところを交通警察の警察官に発見され病院に収容された。完全に回復するまでに2日間を要し、カメラなど貴重品を入れていたリュックサックを盗まれていた。
* サフランボルで知り合った自称フランス人と一緒にコンヤまで行き、同じホテルに宿泊、部屋でビールをすすめられ飲んだ後、強い睡魔に襲われそのまま就寝した。2日後の朝に目が覚めたが、自称フランス人は既にチェックアウトしており、所持品を点検したところ、現金、デジタルカメラ、電子辞書等が盗まれていた。
* 尚、これらの地域ではその他にも同様の事件が発生しています。

(2) ニセ警官による金品詐取及び強盗
単独で旅行中の日本人に、警察官と称する男が英語や日本語で「ニセ札事件の捜査をしているので財布を見せて欲しい」と話しかけ、被害者が気づかないうちに財布から現金を抜き取るという手口です。
通常このような方法で事件の捜査を行うことはなく、外国人に対していきなり所持品を提示するよう求めることはあり得ないことです。
提示を求められた場合には、まず相手の身分を確認する(トルコの私服警察官は、「Polis」と書かれた顔写真入りのカード式身分証明書またはバッジを持っています)とともに、大使館または総領事館に連絡を取るよう求め、さらには警察署か宿泊先ホテルのロビー、日本大使館または総領事館内でなら応じると答え、毅然とした態度で対応してください。

(3) 集団スリ
主にイスタンブール旧市街やタクシム(タクシム広場、イスティクラル通り)、オスマンベイで多発しています。
数人の浮浪者風の女が取り囲み、強引に金品等を奪ったり、複数の男又は子供達が喧嘩を装うなどして故意にぶつかり、その隙に財布を抜き取るという手口です。
 外出の際は、多額の現金や貴重品は出来るだけ持ち歩かず、やむを得ず持ち歩く場合は、小分けにして身に着けるなどの注意が必要です。

(4) 路上強盗・ひったくり
旅行者を装い親しく声を掛け、人気のない公園などに連れて行き、待ち伏せしていた仲間と共に暴行を加え、金品を強奪する路上強盗事件や、ホテルの周辺、旧市街地の人込みの中でのひったくり事件も発生しています。
初対面の人に親切にされ、意気投合したとしても、相手の言うがままに行動することは危険です。また、買い物に際しては、財布の中に多額の現金があるのを見られると狙われるおそれが十分にあります。支払いの際には財布の中身が見えないように配慮するほか、財布をしまう場所も悟られないように注意してください。
なお、トルコでは許可があれば銃器の携行が認められており、一般市民でも銃器を携行している人がいます。強盗犯が銃器を所持している可能性もあるので、むやみに抵抗するとかえって危険です。

(5) 詐欺
イスタンブール市内において、日本人女性を狙った詐欺が発生しています。見知らぬ男が気易く声を掛けてきて、交際や結婚を申し込み、相手をその気にさせてから借金の肩代わりや商売への出資をもちかけたり、じゅうたんを高く買わせるなど、言葉巧みに金品をだまし取るというものです。
また、同市内では、じゅうたんの購入にかかる詐欺も発生しています。安いじゅうたんに高い値段をつけておき、大幅に割り引いて売りつけるというものです。購入後の返品は難しいので、信頼のおける店で、十分納得してから購入することをおすすめします。

(6) 暴力バー
男性旅行者を狙ったいわゆる「ぼったくり」も発生しています。街で見知らぬ人物から親しげに声を掛けられ、会話も弾んだところで「知っている店があるから一緒に飲みに行こう」と誘われ、ホステスのいる店で一緒に飲食後、支払の際、、少しの飲食でも数十万円相当の金額を請求され、支払を渋ると別室に連れて行かれ、大柄で強面の男達に囲まれて支払いを強要されるというものです。カードで支払った人の中には、店で支払いを強要された金額よりも多額の金額が引き落とされているといった例もあります。
初対面の人に親切にされ、意気投合したとしても、相手の言うがままに行動することは危険です。また誘惑に駆られて怪しい店で飲むのは、特に海外では生命身体の危険を伴うおそれもあるので、十分注意してください。

(7) 白タクによる窃盗
無許可営業のタクシー(いわゆる白タク)による窃盗事件が発生してます。日本人旅行者が、長距離バスターミナルで、白タクに乗ってしまい、途中、休憩の際に、運転手から「このあたりは危険だから、貴重品を車内のコンソールボックスに預けなさい」と所持品を取り上げられ、さらに走行途中で「エンジンがストップしたから車を押すのを手伝ってくれ」と車外に出され、エンジンがかかった際に、車はそのまま逃走し、旅行者は山中に置き去りにされたという事例があります。
白タクはバスターミナルのカウンター付近でも客引きを行いますので、必ず、正規のチケットを買い、指定されたバスに乗車してください。また、声をかけられても白タクには絶対に乗らないでください。



■ 緊急時の連絡先
* 警察: TEL 155 (国内共通)
* 交通警察: TEL 154 (国内共通)
* ジャンダルマ: TEL 156 (国内共通)
* 救急車: TEL 112 (国内共通)
* 火災: TEL 110 (国内共通)
* 沿岸警備隊: TEL 158 (国内共通)
* 在イスタンブール日本国総領事館: TEL (90-212)317-4600


※このページ内の情報は、外務省「海外安全ホームページ」より引用しております。

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