ツタンカーメン王墓は、８５年前にイギリスの考古学者ハワード･カーターが発見しました。これは歴史的にも最も重要な発見で、なおかつ、ミイラを覆っていた黄金のマスクはラピス・ラズリや様々な宝石で装飾されていました。

１９歳の若さでこの世を去ったファラオ、ツタンカーメン王は、死後およそ３０００年後の２００７年１１月０４日に初めて、顔を覆っていたものが取り除かれました。
それまではエジプト人、フランス人、アメリカ人の専門家がＣＴスキャン画像を基に複製したシリコン製の顔が公開され、黄金のマスクに覆われた顔を見る事が出来ました。

ミイラは彼の棺から出され、湿度・温度がコントロールされたガラスのケースに納められ、ルクソールの王家の谷、ツタンカーメン王墓の玄室に展示されています。
多くの入場者によってもたらされる湿気や熱、細菌から守るための処置です。
黄金の王のミイラは永遠に「生きる」事でしょう。尚、現在は１日４００名の入場制限があります。

★注) ツタンカーメン王墓は、２００８年５月、修復のため無期限で閉鎖いたします。