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イタリア / 新しい世界遺産ご紹介−その1 〜マントヴァとサッビオネータ〜

掲載日時:2008年07月25日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

2008年7月、イタリアに世界遺産がまた増えました。
今回はルネッサンスの香り漂う北イタリアの二つの町「マントヴァ」と「サッビオネータ」をご紹介いたします。

北イタリア・ロンバルディア州ポー川渓谷エリアにある2つの町、マントヴァ(Mantova)とサッビオネータ(Sabbioneta)は、ともにルネッサンス期の都市計画と建築を代表する町。
3方を湖で囲まれたマントヴァは、町の歴史は古代ローマ時代に遡り、11世紀の「ロトンダ」やバロック期の「学術劇場」を始め、様々な時代の発展の跡が残っています。ルネッサンス期には、当時マントヴァを支配していたゴンザガ家により、既存の建物には改装の手が加えられ、町は拡張されて華麗なる都市発展を重ねました。

一方、マントヴァから30kmにあるサッビオネータは、統治者ゴンザガ家の王子 ヴェスパシアーノ・ゴンザガ公が16世紀後半に、当時の都市計画原理にそって立案し建設した「理想の町」で、星形の城塞の中には碁盤の目に整備された完璧な町が一時代で造られました。

この様に二つの町は都市形成の過程では異なりますが、時の支配者ゴンザガの強い指導力と影響の元、ルネッサンス的都市計画、そして建築美を具現化した秀逸なる実例として、又、ルネッサンス芸術文化の普及に貢献した役割が高く評価されています。

※マントヴァはミラノの東南158kmにあり、ヴェローナの南42km。
 サッビオネータはマントヴァの西南30km

■ マントヴァとサッビオネータの観光的見どころ
【マントヴァ】
15〜17世紀を通じてイタリア芸術の中心だったマントヴァ。ルネッサンス期、マントヴァ公ゴンザガ家に嫁いだイザベラ・デステの芸術支援のもと、画家のマンテーニャ、建築家ジュリオ・ロマーノが活躍。
その繁栄を偲ばせるのが、華麗で壮大なるゴンザガ家の居城「ドゥカーレ宮殿」(Palazzo Ducale)で、マンテーニャの見事なフレスコで飾られた「婚礼の間」(Camera degli Sposi)は必見。ゴンザガ家の別荘だった「テ離宮」(Palazzo Te)は、ジュリオ・ロマーノによる美しい建築で内部も見どころがいっぱい。
他にもルネッサンス建築でマンテーニャの墓もある「サンタンドレア教会」(S.Andrea)、ロマネスク様式の「ロトンダ」と呼ばれる「サン・ロレンツォ聖堂」(Rotonda di San Lorenzo)等が観光のポイントとなります。

【サッビオネータ】
六角形の城塞の中に当時の「理想の町」が今も残る小さな町 サッビオネータでの見どころは、完璧なる美しさの「小劇場アンティーカ劇場」(Teatro all’Antica、古代風劇場)、ゴンザガ公のために建てられ、4体の木製の騎馬像が印象的な「ドゥカーレ宮殿」(Palazzo Ducale)、同じくゴンザガ公の私邸で質素な外観ながら内部のフレスコ装飾画が見事な「庭園宮殿」(Palazzo del Giardino)、ベスパシアーノ・ゴンザガ公の霊廟のある「インコロナータ教会」(Chiesa dell’Incoronata)等。

■ 音楽関係の見どころ
マントヴァはモンテヴェルディが17世紀宮廷音楽家を務め、ドゥカーレ劇場でオペラ「オルフェオ」、「アリアンナ」が初演されました。
オペラ「リゴレット」の舞台の町でもある事から、リゴレットの家を始めとした作品ゆかりの場所もあり、他にも美しい大劇場「ビビエーナ学術劇場」(Teatro Accademico Bibiena)や、サッビオネータにある「アンティーカ劇場」(古代風劇場)も芸術・音楽ファンに喜ばれるスポットです。


* 写真左: マントヴァの町  © Fototeca ENIT
* 写真右: サッビオネータのアンティーカ劇場  © Regione Lombardia


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