ナンディ空港からラウトカ方面(北)に車で約２０分ほど、かつては往年のハリウッド俳優 レイモンド・バー氏が住んでいた事もある閑静な邸宅、特にプライベートガーデンの蘭のコレクション(サウス・シー・オーキッド)の見事さで観光箇所としても人気のあったこの邸宅を、数年前にヌクンバティ・アイランド(リゾート)のオーナーが買い取り増改築を加え、このほど「ザ・フィジー・オーキッド」という名のプチホテル(全８室)としてオープンいたしました。

５エーカーのトロピカルガーデンの中には、既存の母屋２棟を改築した「レイモンズ」レストラン＆バー、メイン・ラウンジ、２つのオン・スイート・デイルームと、新築された６棟のユニークな独立ブレ、プール、及びマッサージ・ブレがゆったりと配置されております。
この６棟あるユニークなブレは、フィジー伝統のブレをイメージしつつも現代風のアルミフレームと木製の壁、全面ガラスのドア、そしてテントの様な屋根の組み合わせによって建てられております。
全てのブレの室内には、キングサイズ・ベッド、エアコン、シャワー、ミニバー、ＴＶ/ＤＶＤユニット、インターネット接続施設、ゆったりとしたテラスが備えられています。

このホテルの主なコンセプトは、オーナーが所有するリゾート「ヌクンバティ・アイランド」の様な高級離島ブティック・リゾートで、宿泊のお客様やブルーラグーン・クルーズ参加者のナンディでの前後泊、あるいは乗り継ぎの間のデイルーム利用にあります。
デイルームの利用時間帯は０６:００〜１３:００、又は１４:００〜２１:００のいずれかとなっておりますので、日本から早朝にナンディに到着され、タベウニ、バヌアレブ方面やヤサワ等の午後のフライトに乗り継がれるお客様で、とにかくあまり人に会わずに静かに過ごしたいという方の着後の休憩や最終泊に利用価値があると思われます。

同ホテルの客室料金には、ナンディ空港、ラウトカ、又はデナラウからの往復送迎が含まれております。但しナンディタウンやデナラウとは反対方向にあるため、周辺には何も無く目的が決まっているお客様に不便な場所と言えるでしょう。
観光やショッピング、外食を希望するお客様向けのホテルではありませんし、又、１２歳未満のお子様もお泊りいただけませんので、家族連れのお客様には不向きなホテルといえるでしょう。
余裕のある旅慣れたリピーター向きのホテルと言えます。
旅慣れた方で、誰にも邪魔されずゆっくりとしたい方は、是非一度ご利用になられてはいかがでしょう。


※ザ・フィジー・オーキッド (THE FIJI ORCHID)
　住所: Saweni Beach Road, Lautoka, Nadi, Fiji