シリーズ第４回目は、ゴータをご紹介いたします。

ドイツのほぼ中央に位置するゴータはその昔、ザクセン・ゴータ公爵の宮廷都市でした。ゲーテは１７６８年以降、何度もこの地に足を運んでいます。

見どころはフリーデンシュタイン城。ゴータ最大の１７世紀の建築物というだけではなく、初期バロック様式ではドイツ最大のお城でもあります。強固な城壁に囲まれ、城砦の中を歩いてまわると約４５分かかります。
城の西塔にあるヨーロッパ最古のバロック劇場があります。夏にゴータを訪れるなら、「エクホーフフェスティバル」へ。これは宮廷劇場初期から全盛期にかけての演劇、音楽、文学を体験出来るゴータが誇る芸術イベントです。

城の内部は現在、地方民俗史博物館となっており、銅版画や硬貨、磁器、扇、宗教儀式の装束が展示されています。城美術館では中世ルネッサンス時代の絵画が見られます。絵画史上初めてカップルを描いた１４８４年の「ゴータの恋人たち」は有名です。
城のまわりに造られた庭園やオランジェリーは季節を問わず散策に最適で、庭園内の自然博物館はチューリンゲン最大です。　

そのほか、毎年５月には「歴史祭り」が、８月末にはお城で「バロックフェスト」が開催されます。バロックフェストでは、公爵と宮廷役人や召使の様子を鑑賞する事が出来ます。
中庭では商人、職人等に扮した役者たちが当時の衣装をまとい、華やかな賑やかな１８世紀当時の宮廷の様子を解説してくれます。


※ゴータ(Gotha)の概要はこちら
URL　http://www.goethestrasse.info/index.php?id=183 (日本語)
※「ゲーテ街道」の日本語サイトはこちら
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