GUANAJUATO(グアナファト)州、SALVA TIERRA(サルバ ティエーラ)という村での「牛追い祭り」をレポートいたします。

「牛追い祭り」といえばスペインが有名ですが、メキシコでも行われています。
数年前までは近くのSAN MIGUEL DE ALLENDE(サン ミゲル デ アジェンデ)にて行われておりましたが「サンミゲルが世界遺産に指定されたため、SALVA TIERRAに変更された」と言うのがもっぱらの噂です。
昨年２００８年は９月２６〜２７日に行われました。

SALVA TIERRAへは、メキシコシティから車で約３時間ちょっとの移動時間。村の人口は３４,０００人ですが、当日はものすごい人。
１１:３０から始まると聞いていたので、１１:００頃には知り合いの家の屋上へ移動。
道路は牛が走るための鉄壁が張り廻らせてあり、牛追い祭りに参加する人たちは白のシャツに赤いバンダナを首に巻いていました。
開始予定時間が過ぎても中々始まらず、ジリジリし始めた頃、大勢の若者が走って来たのです。ついに来たか！と思い待っていると、目の前に若者達が走って来ました。
闘牛が走ってくる！と思いきや、パッカ・パッカと散歩状態の闘牛が２頭、目の前を通り過ぎて行くではありませんか！！　かなり気が抜けて逆に「メキシコらしい！！」と、笑いが込み上げてきました。
その後は、走ってくる闘牛や壁に角をぶつけて威嚇する闘牛等、牛追い祭りの雰囲気らしくはなりましたが・・・
合計８頭の闘牛が用意されたようですが、目の前を通った闘牛が戻ったりもしたので、最終的には、目の前を１２〜１３頭が走り抜けました。

約１時間半で牛追い祭りは無事に終わり、その後は飲めや歌えのお祭りの続き。
夕方の１６:００頃からはパレードもあり、BANDA(バンダ)いう楽団が１０組位？、さらにチアガール達のパレード等、小さい村のパレードにしては楽しいものでした。
牛と一緒に走る参加者に混じる事も可能との事なので、勇気のある方は今年２００９年の牛追い祭りに参加されてみてはいかがですか？
(但し、参加される場合はきちんと保険には加入される事をおすすめいたします)