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クロアチア ザグレブ / 「現代美術館」がオープン

掲載日時:2010年02月01日

情報提供:クロアチア政府観光局

クロアチア最大で最も近代的な美術館、そして国が独立してからは最大の文化投資であった「現代美術館」(MSU)が、新ザグレブにて最近オープンいたしました。建築家 イゴル・フラニッチの新しく壮大な建物は、大きな文化機関としてはサヴァ川の南側における最初のものとなります。

この建物では収集品を適切に展示・保管し、あらゆる層まで広がって欲しい読書会、教育ワークショップ、映画上映、演劇等のプログラムを行う事も可能で、この地区をザグレブの新しい文化センターに、あるいは家族が楽しく過ごし新しいものを発見出来る場所にする事が目的です。
美術館の総合面積は14,500平米で、そのうち3,500平米は常時展示会場、1,500平米は特別展示会場、700平米は屋根の上の展示会場です。美術館のスペースは、マルチメディアホール、図書室、教育ルーム、本屋併設のミュージアムショップ、喫茶店、レストラン、お客様としていらっしゃる芸術家や学芸員の部屋、そして725平米に広がるロビーに分かれます。

コレクションを50年にわたって慎重に集め、整理し、部分的には紹介してきましたが、美術館が公開した最初の展示は「動くコレクション」という常時展示品でした。
二つ目の大きな展示会は「収集品2004〜2009」ですが、他にも訪問者を待っていたのは、美術館建築の様子をカメラに収めていたヤセンコ・ラソルによる写真展示「美術館の前の美術館」でした。
MSUコレクションのクロアチア国内外のアーティストの作品は、抽象表現主義、幾何学や叙情抽象、アンフォルメル、ミニマリズム、プロトコンセプチュアルアート、分析絵画やプライマルペインティング、フルクサス、コンセプチュアルアート、色彩平面絵画、視覚芸術、トランスアヴァンギャルド等、あらゆるスタイルが見られ、新しい芸術の動きを観察する事が課題であった美術館の任務を見て取る事が出来ます。

MSUのコレクションはいくつかに分かれ、絵画、彫刻、スケッチ、グラフィック、ポスター、その他の紙上の作品、写真、映画、ビデオ、そしてメディア芸術です。
美術館が保管しているものの中には、リヒテルの作品182点、ヨシップ・ザイスルの作品1358点、ベンコ・ホルヴァトの作品611点、20万に呼ぶ作品が残るトシェ・ダバッツの記録、イヴァン・コジャリッチの作品6,000点などもあります。
美術館のスペースに花を添えているのはいくつかのインスタレーションで、世界的に名高いアーティストのカルステン・ヘレルによる滑り台、ポーランドのアーティスト、ミロスラヴ・バルカによる「浄化の目」、屋根のテラスにはダリボル・マルティニスの「落ちる寸前のアーティスト」、美術館の前にはイヴァナ・フランカ、リー・ペリヴァン、トモ・プレイッチによる「枠」があります。
屋根にあるインスタレーションはイヴァン・ボジッチェヴィッチの「色の平原」、そしてミュージアムショップではシルヴィオ・ヴイチッチの「魔術の三連祭壇画」が見られます。
2010年の美術館のプログラムは「きれいな靴一足−東ヨーロッパのリアリティーチェック」、ダニッツァ・ダキッチ個展、アレクサンダル・スルネッツ個展、ギルバート&ジョージプロジェクト、FRACコレクションの作品、ズラトコ・コプリャルとエド・ムルティッチ寄贈コレクションの展示会などです。

ザグレブのMSUは1954年に設立され、ザグレブの町において、その後はヨーロッパ、そして最終的には世界における重要なカルチャースポットとなりました。現代美術館を大きくしたいという願いは既に60年代から存在しましたが、それはまず相応しくない条件の下で保管されていたコレクションの国内外における重要性、そして全てを公開出来ないという事実によるものでした。
1999年には国際コンテストで建築家イゴル・フラニッチのプロジェクトが勝利し2003年に工事が始まりましたが、ザグレブ市と観光省が共同で資金を提供しました。


※詳細はこちら
 ザグレブ市観光協会
  URL http://www.zagreb-touristinfo.hr/ (クロアチア語、英語、一部日本語他のページあり)
 現代美術館
  URL http://www.msu.hr/ (クロアチア語、英語)

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