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フィジー / サイクロン「トーマス」通過後の状況について (観光業にはほとんど影響なし)

掲載日時:2010年03月23日

情報提供:株式会社ユー・ティ・アイ・ジャパン

2010年3月12日、フィジー諸島の北東にあった熱帯低気圧が発達し発生した大型のトロピカル・サイクロン「トーマス」(Tomas)は、3月15〜16日にかけて「カテゴリー4」まで勢力を強めながら、フィジー諸島東部に襲来しました。

通常、当地域に発生した低気圧やサイクロンは、北西方面から南東方面に進むのが一般的ですが、今回はバヌアツ付近で同時に発生し、その後熱帯低気圧となってオーストラリアの東海岸(クイーンズランド州)に上陸したトロピカル・サイクロン「Ului」を含む気圧配置の影響により、南南西ないし南という異例の進路をとり、非常にゆっくりとした速度で、バヌアレブ島東部沖からタベウニ島、ロマイビチ諸島、ラウ諸島付近を通過いたしました。

当初はもう少し西側の進路が予想されていたため、首都スバやナンディを含むビチレブ島、ママヌザ諸島などでも厳戒態勢がとられ、全国的に学校が休校となったり、地元バスや離島リゾートへの航路がすべて運休となったり、官公庁や銀行、一般企業、商店などもほとんどが早々に休業したり、治安維持のため外出禁止令が発令されたりしましたが、結果的には旅行者の大半が滞在する西部地方(ナンディ、コーラルコースト、ママヌザ諸島、ヤサワ諸島など)には、幸いにして暴風雨などの直接的な影響や被害は全くありませんでした。

各クルーズ会社が数日間にわたって欠航した事や、ナンディ空港を発着予定であった航空便が国際線・国内線共に一時運航を見合わせた事により、一部の旅行者は日程変更を余儀なくされるなどの事もありましたが、特に混乱は生じておりません。
3月18日(木)までには、東部地区(ランバサ、サブサブ、タベウニ)への国内線航空便も含め、全て平常通りに戻っております。

尚、ラウ諸島(遠隔諸島)の一部の島の村々等、台風の進路に近かった地域では、暴風雨や高浪による被害が発生し、500軒以上の家屋・学校・教会等の被災が伝えられ、現在、救援物資の搬送等の救済活動が行われておりますが、バヌアレブ島やタベウニ島等、同じく進路に近かった地域のリゾートに関しましては、幸いにも営業に差し支えるような大きな被害は報告されておりません。
どうぞ安心してお越しください。

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