ハノーファーの南東約１５０ｋｍのところに、３州にまたがる「ハルツ山地」があります。ここで一番高いブロッケン山(1142m)は、昔から魔女が集まることで知られています。

毎年４月３０日の夜、悪魔と共に祝賀会を催すために魔女たちは谷の広場に集まって来ます。「ヴァルプルギスの夜」と呼ばれるこの儀式は、北国の夏の始まりを告げるものです。魔女たちが火を取り囲んで大きく輪になり踊った後、悪魔のお尻にキスをして結婚をすると、新たな魔力を手に入ったという伝説があります。

ハルツ地方の多くの町には、今年も４月３０日魔女に扮した人々が集まり、夕方からお祭りを開きます。中にはゴスラーのように２日間にわたってイベントを行う町や、以下の写真のような特別車も走ります。
魔女や悪魔とともに列車に乗って、音楽に合わせて伝統的なお祭りを楽しんでみませんか。

■「ハルツ地方の魔神エクスプレス」
* 日時: ２０１０年４月３０日(金)
　１８:００にゲルンローデを出発、２５:００(深夜 01:00)にゲルンローデ到着
* 内容:
　ハルツ地方の中心部に位置するシュティーゲへ。
　湖のほとりで魔女と共に焚き火を囲んでダンス。
　大悪魔のスピーチやハイライトは巨大な花火も。
* 参加費:
　２１.５０ユーロ(往復乗車券＋イベントチケット)

※イベントについての詳細はこちら
　URL　http://news.germany.travel/ff/ch.php?cmd=go1164244674&vas=29585778 (ドイツ語のみ)


尚、このイベントだけではなく、ハルツ山地では一年中ＳＬが運行しており、ヴェルニゲローデからブロッケン山を結んでいます。
ハルツの旅には中世の町並みが美しいヴェルニゲローデを基点とすることをおすすめします。

※ハルツ登山鉄道についてはこちら
　URL　http://www.hsb-wr.de/ (ドイツ語のみ)