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オーストリア / シューベルトが題材の「ジングシュピール」(7〜8月)

掲載日時:2010年07月07日

情報提供:オーストリア政府観光局

ブルゲンランド州にあるキッツゼー城の豪華な庭で行われるミニ・フェスティバルは、恒例のものとなり、ブルゲンランド州のイベントとして聴衆を魅了しています。
今年のフェスティバルは、ハインリッヒ・ベルテによる有名なシューベルトを題材としたジングシュピール「三人娘の家」で幕を開けます。

ジングシュピールは、ドイツ語による歌芝居や大衆演劇の形式のひとつで「歌芝居」という意味を持ちます。18世紀後半から19世紀中ごろまで盛んに上演されていました。一般のオペラとは異なり、地の台詞のやり取りが多く用いられているのが特徴です。
1743年のベルリンで、イギリスのバラッド・オペラのドイツ改作版が上演され、これに刺激を受けて以後ドイツ各地で新作のジングシュピールが上演されるようになりました。その後、イタリアのオペラ・ブッファやフランスのオペラ・コミックの影響を受けつつ発展し、やがてモーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」(1766)、「後宮からの逃走」(1782)などの代表的なジングシュピールが生み出されました。しかし19世紀中ごろには、これにかわるオペレッタに押されて姿を消して行きました。

この音楽祭を企画しているルドルフ・ブッフマン氏とペーター・ブッフマン氏は「オペレッタ、ジングシュピール、ミュージカル、そしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の団員等による室内楽で、私たちはキッツゼーに活気をもたらします!」と誇らしげに話しています。
「ラ・マンチャの男」や「愉快な農夫」などの作品は、ヒットとなりました。今年は、再びオーストリア最大の新聞の一つ「クローネ紙」のスポンサーにより、キッツゼーでかつて大ヒットした、チェル姉妹へのシューベルトの不運な恋を描いたハインリッヒ・ベルテのジングシュピールが、ゲルハルト・エルンスト氏演出、服部譲二氏指揮で上演されます。ゲルハルト・エルンスト監督自身もチョル姉妹の父役を演じます。

2009年6月にウィーンの「国立オペラ座」でデビューをはたした服部譲二氏は、8歳からウィーンで暮らしオーストリアの心を充分に理解しています。140年という歴史の中で、指揮を振ったことがある日本人は、小沢征爾氏と服部譲二氏、これまで2人だけで、次世代を担う日本人指揮者として、服部氏の活躍の場はこれからも世界中に広がっていくことでしょう。
シューベルト役は、マルティン・フルニエ、チョル姉妹役は、ヨハンナ・クロイター、リザ・マリア・ヤンク、マラ・マラスティオール、ショーバー男爵役はアレキサンダー・カイムバッハーが演じます。
日本からのお客様にも、ぜひご覧いただきたいと思います。

※ジングシュピール
 開催期間: 2010年7月22日(初演)〜8月08日まで
 上演日: 毎週金・土・日曜日上演
 チケット: 30〜60ユーロ
 詳細: URL http://www.oeticket.com/ (ドイツ語)

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