自動車の故郷はドイツです。１８８６年、ドイツ南西部の都市シュトゥットガルトで、ゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツによって、世界初の自動車が誕生しました。
来年２０１１年は、自動車誕生１２５周年の記念の年です。現在でも世界に名だたる自動車メーカーの多くは、ドイツにあります。注目すべきは、各メーカーが素晴らしいミュージアムをつくって、顧客にアピールしている点です。どれも本社の敷地内にあり、車を購入した人がメーカーから直接車を引き取ることの出来るカスタマー・センターも併設しています。
メルセデス・ベンツ・ミュージアム、ＢＭＷワールド、ポルシェ博物館など、自動車技術関連の観光スポットが近年リニューアルオープンして話題となりましたが、今回はフォルクスワーゲン社の町、ヴォルフスブルクをご紹介いたします。

北ドイツに位置するヴォルフスブルクは、ベルリンから新幹線 ＩＣＥで約１時間のところにあります。フォルクスワーゲンの企業城下町で、市内には１４０台のＶＷを展示するフォルクスワーゲン博物館「アウトムーゼーウム」(Automuseum)があり、ビートルファンには必見です。
本社工場敷地内の２５ヘクタールの公園には「アウトシュタット」(Autostadt)という広大なテーマパークがあります。歴史を築いた９０台の名車を展示する博物館「ツァイツハウス」や体験型パビリオンがみどころです。９つのレストランとホテルもあり、１日中楽しめるスポットです。

自動車王国ドイツ では、自動車は単なる移動手段ではなく、ライフスタイルの一部です。１万キロメートル以上のアウトバーンと約４万キロメートルの国道は、世界一整備が行き届いています。

※アウトシュタット(Autostadt)
　住所: StadtBrucke, D-38440 Wolfsburg
　オープン時間: 毎日 ０９:００〜１８:００
　詳細: URL　http://www.autostadt.de/ (ドイツ語、英語他)


※ドイツ観光局 セールスガイド「自動車誕生１２５周年」の詳細はこちら
　URL　http://www.visit-germany.jp/downloads/24_26_Garmany.pdf (PDFファイル)