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模範運転でも 相手がぶつける パリの道---交通事故体験記

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTO パリ事務所

" パリっ子の運転は荒っぽいという定評があるので、小職も2年間慎重に無事故無違反を続けてきたが、先日信号のない十字路で左方から来た商用トラックにぶつけられ、当方のフロントが大破するという目に遭った。

 フランスでは日本と異なり右側通行で、優先権は原則として「右側」にあり、この場合無信号の十字路なので右側から進入する車を優先しなければならないのだが、万事「自分優先」が横行するフランスでは、ルール無視で突っ込んでくることが多いのだ。

 今回の場合、トラック側の事故責任が100%にはなったものの、恐るべきことにフランスの場合人体に物理的被害が及ばない限り、保険による保証は車の損害に限られ、日本のような慰謝料といったものは全<無く、精神的な被害についてはケアされないから驚きである。                                                                                  この点について保険会社に文句を言うと、「交通事故では、事故責任のある側が責任を問われるのを嫌がって逃げたり、合意調書にサインしなかったりする者も珍しくない中で、今回は相手がちゃんとサインしたのだから」と、まるで「いい人にぶつけてもらって良かったですね」といわんばかりのご挨拶には面食らってしまった。                                                                               確かに、フランスの場合、加害者は金銭的負担を強いられるので、逃げたり事故の合意調書にサインを渋ったりすることが多いと聞くので、相手が逃げた場合は最低でも相手のナンバーをメモしておくことが肝要である。合意調書ヘのサインを渋ったりする場合は、躊躇せず「警察へ行こう」と言った方がよい。また、レンズ付きフィルムを常備しておいて事故の状況を撮っておくことも効果的であろう。                                                                 なお、事故調書というのは、人身事故を除き、交通事故を起こした場合に、事故の当事者同士が事故の状況について合意したことを文書化するもので、その内容が事故の保険の査定や事故責任の判定等を決することになる重要な文書であるので、内容を確認もせずにいわれるままにサインなど絶対にしないようにすること。とくに、車のぶつかり方を図示する箇所などは相手に任せきりにしておくと、相手が有利なように描きかねないので、実際の状況と異なっていないか、十分にチェックしたほうがよい。又、身体に危害が及んだかどうかを記載する箇所も安易に「なし」と記載して終わらないように心掛けたい。"

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