南オーストラリア州は、年内中に軍艦船「HMASホバート号」をフリウリュウ半島に自沈させ、人工岩礁を作りだす大規模なプロジェクトを開発していることを明らかにしました。

　同プロジェクトは、現在ポート・アデレードの海に浮上している軍艦船「HMASホバート号」を年内中にフリウリュウ半島へ移動し、スキューバ・ダイビングのアトラクションとして海中へ沈めるというもので、完成後３年目には１年間に1万6000人以上のダイバーの誘致を目標としています。沈下した船内には、人工岩礁やサンゴ礁などのリーフを作り出し、ダイバーがその美しいリーフを見ながら船内を行き来できるようにする予定です。

　フリウリュウ半島は、スキューバ・ダイビング・スポットとして名高い所ですが、この軍艦船と人工リーフのアトラクション完成は、世界中のダイバーから注目されることになるでしょう。アクセスは、アデレード市街から車で約１時間半。メイン・サウス・ロードを南下し、ヤンカリラ湾（Yankalilla Bay）を望むマリーナ・セイント・ビンセント湾に位置しています。