国立故宮博物院収蔵の古物106点を、９月８日より高雄県の岡山鎮にて展示します。これは故宮の文物を地方でも展示してほしいという地方政府および人士の意見を受け入れた措置で、南部台湾で初めての展示です。将来は各県市の巡廻展示ということもあり得ます。

　９月４日、物々しい警護の下に、故宮博物院の張光遠器物処長一行に守られ、故宮器物を乗せた専用車は、高雄県岡山鎮に到着、古式の官服をまとった余政憲県長（知事）はこれまた大げさに岡山国民小学校の女姓教師と学生が宮女と武士に扮した一行を率いてこれを迎え、華やかな国宝接収儀式がとり行われました。

　今般、故宮が岡山鎮で展示される古物は、歴代の玉器31点、宋明清三代の官窯32点、明清宮殿内の珍品43点、合計406点で、年代からいえば、最も古いのは5500年前、その総価値はNT.９億4000万元に上ります。

　高雄県での展示は９月８日〜11月11日、毎日午前９時〜午後５時まで。うち10月１日の中秋節のみ休みで、その他は昼休みもありません。

展示場所：高雄県岡山鎮岡山南路42号、高雄県文化中心
高雄県政府文化局の専用電話：（07）6262620