チャイナタウン、テロクアヤ・ストリートのシアン・ホッケン寺院（天福宮）が国連教育科学文化機関（ユネスコ）のアジア太平洋文化遺産に選出されました。

　シアン・ホッケン寺院は、1839年に完成。福建省移民が、故郷からわざわざ職人を呼び、建材を取り寄せて建設したと言われています。福建省地方の古い建築様式が良く保存され、シンガポール最古の中国系寺院という歴史と相俟って、以前から高い評価を受けていました。

　2001年初めに、修復作業が完了し、アジア太平洋文化遺産の選考委員会は、シアン・ホッケン寺院について伝統的な工法と建材を使用し、最新のハイテク技術を応用した改修が建築当時の様子を正確に再現していると評価。文化遺産に指定することを決定しました。