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日本の秋に「桜祭り」カウラへ出かけよう!

掲載日時:2001年07月16日

情報提供:オーストラリア政府観光局

 シドニーから西へ約300キロの位置に、日豪関係を語る上で欠かすことのできない町カウラがあります。
 第2次世界大戦当時、カウラの町はずれには戦争捕虜収容所がありました。1944年、ここに収容されていた日本兵1000人あまりが脱走を企て、わずか数時間の間に200名をこえる死者を出す悲劇となりました(オーストラリアでは、「カウラ大脱走The Cowra Breakout」として有名)。
 カウラの人々は、脱走で命を落とした日本兵を手厚く葬り、二度とこのような惨劇が起きぬよう日本と友好関係を築いてきました。
 友好関係を深める活動の一環として、カウラには修学院離宮様式にのっとった本格的な日本庭園と、それに隣接して日本文化センターもつくられました。また、日本人戦没者墓地から日本庭園へと続く約5キロの道路沿いには、2000本を目標に桜の植樹がおこなわれ、「さくらアベニュー」と名付けられています。まだ立派な木に成長してはいないものの、毎年桜並木が満開となる10月には桜祭りが開かれます(今年は10月13・14日の予定)。日本庭園・日本文化センターをメイン会場とし、茶道や生け花、盆栽、書道、陶芸などの日本文化、空手や剣道など日本の武道が紹介されています。
 カウラは日豪友好の歴史の記念碑的な街というだけではなく、アクティビティいっぱいの旅先としても楽しめます。例えば近郊ワイアングラ・ダム湖では、釣りやウインドサーフィン、水上スキー、チューブライドなどの各種ウォーターアクティビティが
でき、週末ともなると多くのオージーでにぎわいます。
 隣町カノウィンドラは熱気球が盛んで観光客用ツアーも多く、3〜11月の週末にはカウラの町はずれにあるラクラン・バレー駅から蒸気機関車が運行。好天に恵まれる夜が多いことから、郊外にはダービース・フォール天文台があり、毎夜旅行者向け天体観測も行われています。
 また、この一帯にはブドウ畑が多く、1860年代からワインがつくられ、現在30軒以上のワイナリーが点在して、そのいくつかではテイスティングと小売も行っています。以前からこの辺りでつくられるシャルドネはとても上質との評価を受けており、最近ではカベルネ・ソーヴィニョンやシラーズにもいいものが出てきています。
 カウラには洒落たB&Bや手頃な値段のモーテルも数多くあるので、桜祭りに合わせて日豪間の歴史と友好関係を学び、思い切りアクティビティを楽しみ、美味しいワインと料理に舌鼓を打ってはいかがでしょう。

▼カウラに関する詳細は下記ホームページへ。
http://www.cowra.org/ (英語)

▼カウラへの行き方
シドニーからニュー・サウス・ウエールズ州鉄道のカントリーリンクの列車を利用。
バサーストもしくはクーサマンドゥラで接続するバスに乗り換える。所要時間は5〜
6時間。車ならシドニーからミッド・ウエスタン・ハイウェイで約4時間。
カントリーリンクCountrylink
http://www.countrylink.nsw.gov.au/ (英語)

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