ノーザンテリトリー(北部準州)の観光の町ユララから75キロの地点で、8月某日の午後、日本人旅行者3人の乗ったレンタカーの四輪駆動車が横転し、運転していた男性が死亡。
同乗の女性2人は飛行機でアリススプリングスの病院へ運ばれた。2人の中29才の女性は重傷、他の1人は軽傷とのこと。死亡したのは滋賀県の43才の教諭で、事故原因は運転ミスの模様。

当地では、本国の運転免許証と国際免許証さえあれば、観光客でもレンタカーを借りられる。
オーストラリアでは市内の道路は良く舗装されているが、ひとたび郊外に出ると高速道路以外の一般道路では未舗装のところも多い。なにしろ日本人の常識を超えて国土が広いのである。
日本のように国中舗装され親切なガードレールが張り巡らされていると考えると大間違い、おまけに随所に蓋なしの側溝があり、うっかりすると前記のような悲惨な事故につながるのだ。

一方、制限速度が日本よりも10〜20キロ程度高く設定されていることもあり、初めて車を飛ばす人は、当地の広大無辺な景色に幻惑されてスピードを出し過ぎないように十分な注意が必要である。



※本記事は｢国際観光振興会 海外旅行情報｣より転載致しました。