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アメリカ ニューヨーク / 地下鉄で不正乗車を疑われ手錠をかけられた女性

掲載日時:2002年01月09日

情報提供:JNTO ニューヨーク事務所

7月のある日、興奮した女性の電話。
「地下鉄駅でトークンが不調だったので、係員に相談して脇のドアをくぐって構内に入った所、3人の私服警官に取り囲まれた。警官とは分からず自分が襲われたと勘違いして大声をあげて抵抗したところ、後ろ手に手錠をかけられ、厳しい尋問の上、罰金の通告書を渡された。

係員の案内を誤解して間違って構内に侵入したことを必死で説明したのだが、警官が取り合ってくれない。」との相談。当所としてはとりあえず通知書なるものが単なる不正乗車による罰金か裁判への出頭命令を含むものなのかを確認するように、そして、総領事館に相談するようにアドバイスした。

翌日来所した本人は20代後半の華奢な女性で、みみず腫の残る両手首を見せながら、そもそも地下鉄の自動販売機の不調が原因で、自分に英語力の不足はあるものの係員の案内を誤解しただけのことを有罪とは認めたくないと強い不快感を訴えた。また、総領事館ではアメリカ国内法による措置で逮捕されたわけでもないので、支援はできないとの対応だったとのこと。

当所としては大変強い同情を覚えたものの、過去類似のケースも発生しており、その折の経験では警察は少々の苦情は受け付けないであろうこと、また、60ドル程度の罰金でもあり黙って支払った方がかえって本人にはストレスも少ないと判断し、その旨助言した。
このケースは本人に責任がない誠に気の毒なものであるが、ニューヨークではいつでも誰にでも起こり得る事件としかいいようがない。

日本という国は、例えば自動販売機にしても機械がよくできている上に常に整備されているのが当たり前である。郵便にしても現金封筒でもキチンと配達されるという社会システムが確立されている。世界の中ではこのような国はむしろ稀と考えるべきで、外国へ来ても、それが当たり前と考えたら誤りである。


※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。

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