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オーストラリア シドニー / 悪化する鉄道関係の安全環境

掲載日時:2002年01月15日

情報提供:JNTO シドニー事務所

シドニーのシティレールの発表によると、今年4〜6月の第1四半期における電車内と駅構内で発生した犯罪件数は合計700件に上り、これは前年同期比でほぽ倍増との事である。

内訳をみると、車内の強盗事件が124件から237件に、暴力事件は221件から297件に激増。一方駅構内での暴力事件も200件を超えた。

こうした状況に対応するために、ニューサウスウェールズ州政府は約1億豪ドル(約65億円)を投じて305箇所の駅に約5,000個の監視カメラを設置することとなった。

最近の日本も各種犯罪が発生しているが、人口比では当地の方がその発生率は比較にならないほど高い。特に、シドニー南西部を走る鉄道の沿線地域では、昨年末から白人の少女ばかりを狙った婦女暴行事件が相次いでおり、大きな社会問題になっている。

なぜこうした社会環境の悪化が見られるようになったのか。その原因はオーストラリアが移民国家であるということにある。世界的な不況の波で雇用環境が悪化し、それに移民国家に由来する人種差別という事情が加わり、職につけない人種のグループが犯罪組織へと発展する傾向が強いのである。

問題は、日本人旅行者の抱く「オーストラリアは住み易く安全だ」という先入観である。日本自体も失業率が史上最高になるにつれ、犯罪多発の傾向が顕著になっている現状に鑑みて、上記のようなこの国の特殊事情をよく理解していただき、当地への旅行に際しては前記のような場所に面白半分で踏み込むようなことをしないように注意が必要である。



※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。


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