●尾形乾山特別展 in フリーアギャラリー
　開催期間: 2001年12月9日〜2002年10月27日

東洋美術コレクションの宝庫として知られるFreer Gallery of Art では｢日本陶芸〜尾形乾山〜展｣が催されています。

尾形乾山は日本が誇るすぐれた陶芸家の一人。彼の作品は形がシンプルな物が多く、乾山の独創性を表わしたものは非常に数少ない。しかし、絵付けに関しては大胆で斬新。装飾画家だった兄･光琳(こうりん)やその他の画家たちとの合作も多く、とても柔軟な感性の持ち主だったと思われます。乾山の斬新なデザインは額皿類を中心に高い人気が集まり、京の元禄文化に新たな風を吹きこみました。

今回、フリーアギャラリーでの特別展では、保管されている100展の乾山コレクションのうち、日本古典に詠われている景色や草花模様が絵付けされた乾山の貴重な作品、10展を見る事が出来ます。
乾山焼は作者の在世中から人気が非常に高く、後継者によって作られたものを除けば、彼本人によって手がけられた作品を目にする機会は非常に限られています。

こういった中でのこの展覧会。大いに話題を呼びそうです。

※フリーアギャラリー
　入場無料、開館時間 10:00〜17:30