「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日２０２０年６月１５日時点で昨日同様４名、全員が自宅隔離で療養中です。(国立大学病院に入院している人は０名)
感染の疑いのある検疫中の人は、現在５５０名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計１,７９６名で、全人口の１７％が検査済みです。
死亡者数は計１０名のままです。

予定通り６月１５日より、ケフラビク空港では到着旅客に対しＰＣＲ検査が実施されました。
当日は８便のフライトが到着したものの大きな混乱はなく、９００名が検査を受け、ＳＭＳで陰性の結果を受けました。陽性者がいたかどうかは本日以降発表となる予定です。
なお、１名のアメリカ人が到着したものの、強制的に送還されました。

引き続きＥＵ、シェンゲン協定加盟国、英国からの入国は可能ですが、日本を始め米国等のそれ以外の国からの入国は７月０１日以降になる予定です。またその場合、空港検疫時に受けるＰＣＲ検査は一人あたり１５,０００アイスランドクローナ(ISK)となり、その検査料は旅行者個人が負担することになります。

■ フェロー諸島の状況
現在の感染者数、自宅で検疫中の人数ともに０名のままです。
これまでの感染者数累計は１８７名、死亡者数の累計も０名です。
これまで検査を受けた累計数は１０,９７７名で、全人口の２０.９％が検査済みです。
４月２３日以降、新たな感染者は出ておりません。

昨日６月１５日より、デンマーク、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ドイツの５ヵ国からの旅行者の入国が再開されましたが、入国前５日以内に検査を受け取得したＰＣＲ陰性証明書の提出が必要となります。
また６月末まで、上記以外の国からの入国者には１４日間の検疫が義務化されており、実質、入国できません。

ヴァーガル空港内だけでなく、バスの移動などでもマスク着用が義務化されました。
アトランティック航空は６月１５日より、ヴァーガル空港〜コペンハーゲン空港間のデイリー運航が再開され、昨日１５日も全ての便が運航されました。

■ グリーンランド
現在の感染者は昨日同様０名、累計の感者数は１３名です。死亡者数累計はゼロです。
昨日６月１５日より１週間で６００人まで旅行者の入国が可能となりましたが、入国前５日以内に検査を受けた陰性証明書を持参・提示し、入国後は５日間の自宅待機と再度のＰＣＲ検査の受診が要件となっております。

デンマークの現在の感染者数は１,１２７名で、死亡者数は５９８名です。
旅行で入国できるのは、グリーンランド、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェー、ドイツのみとなっており、それ以外の国に対しては引き続き入国制限があります。

スカンジナビア航空の今後の日本線の運航や乗り継ぎの可否についての詳細は、スカンジナビア航空または駐日デンマーク大使館にて、デンマークの入国制限や航空機搭乗時のマスク着用の情報等については、在デンマーク日本大使館のホームぺージにて最新情報をご確認ください。

　→ 在デンマーク日本大使館、ホームぺージ
　　https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2
　　https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100062701.pdf

以上、ご注意ください。