現在のイタリア・ミラノの「新型コロナウイルス」の影響・状況について、現地スタッフのレポートをお知らせせいたします。
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北イタリアは、厳しい冷え込みの最中にあります。
昨年初夏には一旦新型コロナウイルスの状況が好転し、夏明けまで他のヨーロッパ諸国に比べ感染が押さえ込まれていたイタリアですが、10月以降感染者・死亡者の爆発的増加という形で第二波を迎えてしまいました。11月中旬には1日の新規感染者数が4万人に達し、同月には新たな首相令が発令され、厳しい行動制限が実施されるようになりました。
具体的には、感染状況や医療体制の充実度などにより、各州を3つのゾーンに色分けするという措置です。制限の厳しい順に「レッドゾーン」、「オレンジゾーン」、「イエローゾーン」となり、定期的にゾーンの見直しがなされます。
レッドは誰もが避けたいいわゆる都市閉鎖で、食料品店や生活必需品店以外の全てが閉店、他州・他県との往来も禁止されます。規制が一番緩いイエローでも、飲食店の営業は18:00時まで、劇場やジム、週末のショッピングモールは閉鎖という厳しい内容です。
このゾーン別措置が、2月15日まで実際される予定です。
1月末には、ミラノのあるロンバルディア州のレッドゾーン指定が、国の誤った措置として州の訴えにより撤回されるなど、未だに混沌とした状況が続いています。
人々はというと、マスク装着も板につき、ハグやキスの代わりに肘と肘で挨拶を交わすというスタイルがほぼ定着しています。スキンシップのコミュニケーションが欠かせないイタリア人ならではの、苦肉の策とも言えます。
そしてイタリア人にとっては、何よりも大切にしているクリスマスや復活祭を、遠くに住む家族と祝えないことが一番辛かったようです。
霧の立ち込めるミラノの、観光客のいない風景は物悲しく、この国がいかに旅行者と相思相愛であったかを痛感します。
大聖堂広場に数百羽いた鳩も、餌を求めてどこかへ姿を消してしまいました。
鳩は帰ってこなくてもいい。でも日本の皆様や海外からの観光客・ビジネスマンが一刻も早くイタリアに戻り、街を再び賑わせてくれる事を願わずにはいられません。
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北イタリアは、厳しい冷え込みの最中にあります。
昨年初夏には一旦新型コロナウイルスの状況が好転し、夏明けまで他のヨーロッパ諸国に比べ感染が押さえ込まれていたイタリアですが、10月以降感染者・死亡者の爆発的増加という形で第二波を迎えてしまいました。11月中旬には1日の新規感染者数が4万人に達し、同月には新たな首相令が発令され、厳しい行動制限が実施されるようになりました。
具体的には、感染状況や医療体制の充実度などにより、各州を3つのゾーンに色分けするという措置です。制限の厳しい順に「レッドゾーン」、「オレンジゾーン」、「イエローゾーン」となり、定期的にゾーンの見直しがなされます。
レッドは誰もが避けたいいわゆる都市閉鎖で、食料品店や生活必需品店以外の全てが閉店、他州・他県との往来も禁止されます。規制が一番緩いイエローでも、飲食店の営業は18:00時まで、劇場やジム、週末のショッピングモールは閉鎖という厳しい内容です。
このゾーン別措置が、2月15日まで実際される予定です。
1月末には、ミラノのあるロンバルディア州のレッドゾーン指定が、国の誤った措置として州の訴えにより撤回されるなど、未だに混沌とした状況が続いています。
人々はというと、マスク装着も板につき、ハグやキスの代わりに肘と肘で挨拶を交わすというスタイルがほぼ定着しています。スキンシップのコミュニケーションが欠かせないイタリア人ならではの、苦肉の策とも言えます。
そしてイタリア人にとっては、何よりも大切にしているクリスマスや復活祭を、遠くに住む家族と祝えないことが一番辛かったようです。
霧の立ち込めるミラノの、観光客のいない風景は物悲しく、この国がいかに旅行者と相思相愛であったかを痛感します。
大聖堂広場に数百羽いた鳩も、餌を求めてどこかへ姿を消してしまいました。
鳩は帰ってこなくてもいい。でも日本の皆様や海外からの観光客・ビジネスマンが一刻も早くイタリアに戻り、街を再び賑わせてくれる事を願わずにはいられません。
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